ニンテンドースイッチの日本未発売タイトルで遊んでみた
このコラムでは、今もなお品薄が続くニンテンドースイッチの、日本未発売タイトルを実際に購入し、プレイ中の筆者が実際の購入方法からオススメタイトルに至るまでを余すところなくご紹介します。
※(編集部注) 海外ソフトを日本国内で販売されている本体で使用することは公式でも認められていますが、動作の保証やアフターサービスは受けられないため、購入ならびに実際のプレイは自己責任にてお願いします。

■はじめに
・そもそも日本未発売タイトルなんて買えるの?
はい、買えるんです。意外と簡単に。
巷では「ゼルダをクリアしたらやるものがない!」などとも囁かれているニンテンドースイッチですが、確かに国内で発売済みのタイトルは少ないのは事実です。一方で国内未発売のタイトルに関してはSTEAMで好評だったタイトルの移植作なども楽しむことができ、唇を噛んで悔しい思いをしている日本勢の方もいらっしゃることかと思います。
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見覚えの無いタイトルがチラホラ。

・じゃあ、どうやって買うの?
一番簡単な方法は、北米のAmazon.comを利用して、eCashを購入することです。要は日本でいうところのニンテンドープリペイド番号の北米版だと考えてください。
米AmazonでeCashを購入し、ニンテンドースイッチ本体のeShopにてダウンロード番号(北米だとRedemption Codeというものになります)を入力することでアカウントにお金がチャージされます。それを使って海外ソフトを購入する、という寸法になります。
■具体的な購入プロセス
・10個の工程をクリアせよ!
Step1.
米Amazonのアカウントを作成(クレジットカードが必要ですが、日本のもので構いません。筆者はeCash購入目的のみのため、住所は北米の住所を入力しました。)
参考:北米アマゾンでPSNカードを買う方法

Step2.
対象のeCashを購入する

Step3.
eCashは購入してから利用可能になるまで一定時間待つ必要があるため、米Amazonからのメールを待つ(1度の購入につき、基本的に2通メールが来ます)

Step4.
米Amazonから2通目のメール(本文に"Your digital video games and software purchases are now available for use."と記載があるものです)から米Amazonにアクセス(本文の"Access your content"というリンクから飛んでください)

Step5.
米Amazonのサイト上でRedemption Codeをメモ

Step6.
ニンテンドースイッチを起動し、HOMEメニューの「設定」→「ユーザー」→「あたらしいユーザーの追加」でユーザーを追加

Step7.
ユーザー追加後、ニンテンドーアカウントとの連携を求められるので、ニンテンドーアカウントを新規作成した上で連携し、そのニンテンドーアカウントは必ず国/地域をアメリカ合衆国にする

Step8.
アメリカ合衆国扱いのニンテンドーアカウントと連携した新しいユーザーを選び、eShopを起動
参考:海外eショップの使い方

Step9.
“Enter Code”という項目から、Step5でメモしたRedemption Codeを入力

Step10.
欲しいソフトを購入
・意外とめんどくさい!
と、仰る方も多そうですが、やってみると30分くらいでできてしまいます。一度購入フローを構築してしまえば、欲しいソフトが出るたびに米AmazonでeCashを購入→Redemption Codeを入力→ソフト購入の実質3工程だけになるのでほぼほぼ日本のゲームを購入するのと変わりありません。
なおかつ、Step6-7で作成したユーザーアカウントはeShopへのアクセス時に使うのみなので、実際のゲームプレイ自体は普段使われているユーザーアカウントで何の問題もありません。
■ここからが本題
・特にオススメな3タイトルをご紹介
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『FAST RMX』
まずは日本未発売のレーシングゲーム「FAST RMX」です。
平たく言うと「F-ZERO」みたいなゲームです!2,000円ちょっとで買えるタイトルにも関わらず、ローカルでも4人対戦可、オンラインだと最大8人対戦可能なスグレモノなので、Joy-Con擁するニンテンドースイッチなら、今すぐ隣のあの子と高速レーシング対戦が出来ます。

映像を見るよりもプレイをした方が圧倒的にスピード感の体感値も高いので、ぜひポチっていただきたいですが、参考までに公式トレーラーをどうぞ。(46秒あたりからがオススメです)



つづいて2本目はこちら!
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『The Binding of Isaac: Afterbirth+』
Steamで人気を博したグロテスクなローグライクアクション『The Binding of Isaac: Afterbirth+』です。
ゼルダ風のダンジョンに、ローグライクなゲーム性、懐かしのSmash T.V.的な移動方向と関係なく好きな方向に攻撃を行う高いアクション性に、超独特な世界観を載せた、知る人ぞ知るインディーゲームです。 とにかく世界観が狂っているので、ダメな人は全く受け付けないと思うんですが、グロカワ・キモカワ上等でアクションゲーム好きな御仁はぜひプレイしていただきたいです。

実は日本でも携帯機としてはNew3DSやiPhoneで遊べるんですが、ニンテンドースイッチ版はさらに最新の拡張パックを含んだバージョンとなっています。そして、非常に中毒性も難易度も高いアクションゲームのため、操作性の良いデバイスでプレイすることをオススメします。そう言う意味ではニンテンドースイッチ版はオススメです。
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引用元:http://store.steampowered.com/app/570660/
最後にこちら!
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『Snake Pass』
注目作『Snake Pass』です!
ヘビを題材にした物理演算系のアクションゲームで、うねうね動きながら、鎌首もたげて段差を越えて、棒状のものに巻きつき移動しながら、アイテムを集める、というゲーム自体はシンプルそのものですが、ヘビの動きを再現した独特な操作感がやみつきになるゲームです。

あまりテンポの良いゲームではないので、遊んでスカッと爽快!とはなりませんが、上手にクリアできると、パズルを解いたような快感があります。一人でやっててふっつーに面白いのはもちろんですが、未体験の感覚を味わえるゲームなので来客接待用に忍ばせておくといいかもしれませんね。


■スイッチの戦いはまだ始まったばかりだ
・期待作続々・・・!
日本未発売になりそうで、かつ個人的に楽しみにしているのはYooka-Layleeです。すでに幾つかのプラットフォームでは発売済みなのですが、ニンテンドースイッチ版のリリースも控えているとのことで全裸待機中です。というのも、『バンジョーとカズーイの大冒険』の主要スタッフが開発に携わってるとのことでして、3Dアクションゲーム好きにはマストバイではないかなと。

また、4/13のNintendo Directでも日本発売の新作紹介が多数行われたので要チェックです。

特に『ARMS』(9:50あたり)はめっちゃくちゃ面白そうですね。6/16発売なので、そんなに遠く無いです。加えて『スプラトゥーン2』が7/21発売、ニンテンドースイッチ版の発売日は未定なものの『ドラゴンクエストXI』が7/29発売、とユーザーの人生を破壊しにかかってますね。最高です。最高すぎて最高です。
まだまだ在庫が足りずに、買いたくても買えない方々が数多くいるニンテンドースイッチだと思いますが、夏頃までには十分な在庫が出回ると信じつつ、既にニンテンドースイッチをお持ちの方々はその僥倖を噛み締め、バッテリーがへたるくらい国内外のソフトを遊び倒しましょう!

テキスト:炎亭紋章
任天堂をこよなく愛する男、炎帝紋章(ふぁいあーていえむぶれむ)と申します。2月まではFEHに全ゲームリソースを注ぐはずだったのですが、ニンテンドースイッチの出現により、その志はもろくも崩れ去りました。


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