笑いあり涙あり! 『ロマンシング サガ ザ ステージ ~ロアーヌが燃える日~』観劇レポート
シシララTVのタダツグです。先日、『ロマンシング サガ ザ ステージ ~ロアーヌが燃える日~』の東京公演に招待していただき、観劇する機会がありました。今日はその感想をネタバレをしない範囲でテキストにまとめつつ、「ちょっと観てみたいけどどうしよう……」と悩んでいる方の背中を押したいと思います。
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あの『ロマサガ』シリーズが初めて舞台化されるということで、ファンの間では相当盛り上がっていたこの公演。僕がおうかがいした東京・池袋のサンシャイン劇場は、平日の夜にもかかわらずほぼ満席! 僕ぐらいの世代の方が多いのかな、と思いきや、まだ学生であろう若者たちも数多くご覧になっていて、『ロマサガ』シリーズの懐の深さを感じました。
物語は、いわゆる『ロマサガ3』のストーリーをベースに、舞台ならではの演出やアレンジが加えられているのが特徴……。と、胸を張って書きたいのですが、じつは恥ずかしながら、僕が『ロマサガ3』をプレイしたことがないこともあって、再現度についてはちょっと言及できないかな……(汗)。とはいえ少なくとも、その完成度は折り紙つき! だって、物語を知らない僕でさえときに大笑いし、時に手に汗を握り、そして最後は感動して涙を流してしまいましたから。
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最近、さまざまな舞台を拝見する機会があるわけですが、この舞台版『ロマサガ』は本当にエンターテイメントとしての完成度が高い。コメディーとシリアスのバランスが素晴らしくて、時間があっという間に過ぎて行ってしまいました。笑いのエッセンスが僕好みだったこともあると思いますが、このある意味「面白ければなんでもOK!」なノリこそが、『ロマサガ』ならではの懐の深さのような気がします。まさか、舞台で「ひらめき」の瞬間を見られるとは思わなかった(笑)。
でもって、アクションパートのカッコよさが本当に堪らない。物語の主人公であるハリードを演じる清水順二さんをはじめとする俳優陣が、舞台上を所狭しと駆けまわって見せてくれるアクションの数々は、思わずため息がもれるほどシビれました。
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個人的に、『仮面ライダーW』好きな自分としては、『W』で鳴海亜樹子を演じておられた山本ひかるさんがモニカ役として出演されていたことに感動! めちゃくちゃ可憐な役どころでしたが、アクションもばっちりとこなしていて、思わずガン見しちゃいましたよ。

こちらの舞台ですが、すでに東京、大阪、愛知で公演されており、5月6日、7日には福岡(久留米シティプラザ ザ・グランドホール)での公演が予定されています。

近郊にお住まいで、ちょっとでも気になるという方は絶対に鑑賞しておくべき! 極上のエンターテイメントが味わえますので、下記の公式サイトなどを参照しつつ、ゴールデンウィークの締めくくりとしてぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか? 
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テキスト:タダツグ(Tadatsugu) シシララTV編集部、電撃編集部などで活動中のゲームライター/編集。生放送にも出演中。いつまでも少年の心を忘れないピーターパン症候群を自認するケツ合わせ系テキスト書き。好きなゲーム:『ニーア』シリーズ、『ヴァルキリープロファイル』シリーズ、『ペルソナ』シリーズ、『パズル&ドラゴン』など多数。

ツイッターアカウント→タダツグ@TDB_Matsu

写真:伊東和則

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Produced By ”Romancing SaGa THE STAGE” Production Committee

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