黒騎士と白の魔王が時間泥棒すぎてヤバい件【勝手に応援】
スプラトゥーン2やらドラクエ11やら、家庭用機でも時間泥棒タイトルが控えている最中、スマホゲーム界隈においてもとんでもない時間泥棒がリリースされていることに皆様お気づきでしょうか?
そう、それが「黒騎士と白の魔王」(以下、黒騎士)。
001
▲「黒騎士と白の魔王」公式サイトより
「神獄のヴァルハラゲート」で知られる株式会社グラニさんが2017年4月26日からiOS/androidでリリースされたオンラインRPGです。
戦闘システムもグラフィックも素晴らしく、バザーで市場経済も学べる、スマホで表現されたオンラインRPGとしては最高峰だなと確信する出来です。
加えて、随所で見られる痒いところに手が届く親切設計、運営のコンテンツ投下スピードの圧倒的な速さ、それでいてスマホゲームの宿命ともいえる「ガチャ」が非常にお財布に優しい(ざっくばらんに言うと最高レアリティがガバガバ出ますw)、というおよそ欠点らしい欠点が見当たらないんじゃないか、という、個人的に今最もアツいスマホゲームです。
Img 2901
おいおいおい、常設ガチャでこの排出率見たことねぇよ!!!!
ここまでベタ褒めすると、広告臭がするでしょうが、広告じゃありません。筆者が自主的に黒騎士と白の魔王を応援したいがあまりにキーボードをカタカタしております。勝手に応援してるのです。はい。
さて本題。
このゲーム、とんでもなく面白いんですが、実は一点大きな問題があります。 たくさんガチャを引けば強くなる的なゲーム性ではないためか、逆に初心者が中級者〜上級者になるハードルが他のゲームに比べてなかなか高いのです。
そこで本稿では、筆者の体験を元に軽く黒騎士のシステム等ご紹介させていただきつつ、脱初心者の参考となるような情報発信ができればと思います。
ここまでで何となくご興味を持たれた方は一旦この記事を閉じて、黒騎士をダウンロードしましょう。面白いですから。
そしてまたこの記事に戻ってきてください。
・・・はい、というわけで、ゲームのチュートリアル部分を終えて、自由にクエストを進められるようになったでしょうか?ここから初心者が感じるであろう壁を幾つかご紹介。
1. 戦闘で何が起きてるのかわからない
おそらく大真面目にチュートリアルをやっていたとしても、秒単位で戦況が変わる戦闘システムであるがゆえに、自分は何をしたら正解で、今何が起きているのか、というのをなかなか直感的には理解しづらいかと思います。
ここを理解することが脱初心者の第一歩であり、また、このゲームを面白いと感じられるかどうかの分かれ目になる部分だと筆者は考えます。
また、黒騎士はオート戦闘のAIが非常に優秀なため、しっかりデッキを編成し、育成を行い、戦闘力をどんどん上げていくと、正直ストーリークエストの大半や、いわゆる降臨クエストの上級レベルまでであればオート戦闘でも勝ててしまいます。
しかし、ギルドバトルで戦果を上げたり、神獄級と呼ばれる超高難度の降臨クエストにおいては、当然ながら戦闘システムをしっかり理解した上で、ロールや戦況ごとに適したプレイングができるようなプレイヤースキルを身につけなければ、全くもって歯が立ちません。
黒騎士は運営サイドがYouTubeを活用し、ゲーム攻略や解説を自ら行っているため、基本的な理解は公式動画を見ると非常にわかりやすいので、まずは下記のような動画で戦闘システムへの理解を深めましょう。


その上で兎にも角にも画面の見方(スキル発動のウェイトタイムの見方、ボス戦におけるスキル発動順の見方など)と、バフデバフの種類を覚えましょう。
というのも、そこが理解できないと戦闘で何が起きているかがわからず、適切なデッキ編成の仕方や立ち回りも理解ができないためです。
2. 効率的に進めたいけど、何をしたらいいかわからない
だいたいのスマホゲームに共通して言えることですが、基本的にはストーリーを進めるのが吉ではありつつも、とりあえずNormal難易度でストーリーを最後まで進めた後に何を目標としてプレイするのかがわからなくなるプレイヤーの方々もいらっしゃるかと思います。
この点はシンプルで、多くのプレイヤーが目標としておいているのは「戦闘力」「ラック」です。
「戦闘力」は読んで字のごとくですが、デッキに編成したキャラクターやアクセサリ、ジョブボードの解放度合いによって変動する強さの指標です。
「ラック」はモンストなどでもおなじみのクエスト終了後のボーナスドロップ率で、アクセサリという装備品によって増減する指標です。
なお、アクセサリの入手手段として、生産所での生産とバザーで他のユーザーが生産し販売しているアクセサリを買うという2通りの方法がありますが、どちらもゲーム内貨幣(ギル)が重要となるため、そういう意味ではいわゆる金策がとても重要なゲームです。
金策は色々方法がありますが、大まかにご紹介すると、
a. ゲリラクエスト(ゴールドスプリ)を周回する
b. ストーリークエストを周回し、素材を集めてバザーで販売する
c. 素材を消費して生産を行い、アクセサリを販売する
d. バザーで安く仕入れたアクセサリや素材を相場を見て転売する
e. アクセサリを合成し、副産物として出てくる「合成結晶」を販売する
などが考えられます。
2017/7初旬現在、全体的にアクセサリ生産素材の相場単価が高くなってしまっており、cのパターンを目的とした、市場で素材を仕入れて生産を行うことのハードルが非常に高くなっています。
金策目的で単純に生産を行い、できたものを販売しようとしても、実は出来上がったアクセサリの取引価格よりも、それを生産するために必要な素材費の方が圧倒的に高い、という事象がしばしば起きているのです。
ただ、その状況を逆手に取ると、金策だけを目的とするのであれば、まずは自分の生産所では使わない素材を高値でさばいてしまい、軍資金をつくる(bのパターン)、というのも序盤は特に有効だと思います。
一方で、自ら生産を行い、生産所のレベルを上げていくことも非常に重要であるのと、自分の生産でSRレアリティのアクセサリのSHQ(スーパーハイクオリティ)が出来上がると、種類によりますが数十万ギルで取引可能なため、仮に素材をバザーで仕入れて生産したとしても、一気に原価回収できる可能性もあります。
ちなみに生産所のレベルをカンストするとSHQ輩出率が上がるため、生産所レベルはどんどん上げたほうがいいと筆者は思います!
そして、実際にSRのSHQが出来たときのアドレナリンたるや、一般的なスマホゲームのガチャで欲しいキャラを一点狙いで引き当てたときと同等だと筆者は感じています。生産楽しスギィィィ。
なお、ラック上げのセオリーとされていて、なおかつうまくいくと金策になりうるのはeのパターン(e. アクセサリを合成し、副産物として出てくる「合成結晶」を販売する)です。かつ、これは脱初心者には必須の工程だと筆者は考えてます。
代表例としては、Rレアリティのアクセサリをラック60まで上げることです。
Rのアクセサリの場合、限界突破(SHQが必要)なしでラックは60まで上げられ、なおかつRのアクセサリは市場価格も安価なため、平均価格が3000ギルぐらいのものであれば、理論上元手が18〜20万ギル程度で60まで上げることができるのですが、eのパターンで記載した通り、アクセサリを合成することで排出される「合成結晶」という素材を販売することで購入費をある程度取り戻せる、どころか、運がいいと儲けがでる可能性すらあります。
相場は常に動くため保証はできませんが、「合成結晶」は概ね2700〜3000ギル程度で取引されることが多いため、1回の合成につき複数個排出されると平均価格が3000ギル程度のものであればトントン近くにはもっていけます。
Img 2902
平日はこのぐらいの相場ですが、土日は3000ギル前後をよく見かけます。
つまり、数万ギル程度の元手で、生産or購入→合成→「合成結晶」販売を繰り返すことで、ほとんど元手を減らさずにラックを上げることも可能なワケです。
ラックの話に戻します。
およそ普通にプレイをしていると、プレイヤーランク30まではあっという間なのですが、その時点でアクセサリの装備枠は9枠あり、単純にRのラック60の装備で埋めるだけでラックは540まで上げることができます。
これが何を意味するかと言いますと、54%の確率でクエスト終了後のボーナスドロップが狙える、ということになるので、ストーリークエストにおいても、ゲリラや降臨クエストにおいても非常に周回が捗るようになりますし、またマルチプレイ時に他プレイヤーのメリットが大きくなるため、ラック上げを頑張ると周回を一緒に回るフレンドもつくりやすくなるかと思います。
というわけで、Rのラック60を各部位用意する、というのは今後大きく仕様が変わらない限りは序盤の鉄板攻略法になるかと思います。
ラック上げのためにアクセサリに意識が向くと、おのずと戦闘力向上にも繋がるので、早めに理解し、生産やバザー取引が日課になると黒騎士をより楽しめると思います。
3. キャラの強化素材が全然足りない
ストーリーを進めると初回クリア報酬でもらえたり、ガチャを回すとおまけでもらえたりするキャラの強化素材(レベルアップ用素材)ですが、大量確保するためには強化素材のゲリラクエスト(メタルスプリ)周回が必須です。
しかしながら、漠然とオートでゲリラ周回してしまうと、だいたい1周あたり4〜5分程度かかってしまいます。
ゲリラが来るのはは1回あたり10分 or 30分なのですが、ゲリラ周回用の対策や立ち回りをせずに周回してしまうと、30分周回したとしても6〜7回程度しか回れません。
そこで重要なのは、ゲリラクエスト用の編成と立ち回りを理解することです。
突き詰めると諸条件が色々あるのですが、序盤でも実現可能な要件をまとめると以下のようになります。
・ハンター系のロールでデッキを組む
・「ヘイスト」がかかるキャラ(ネロ or ヘルメス)を編成する
・Waitが3秒の攻撃スキルを編成する(理想は昇竜○撃系のスキル)
・召喚スキルは入れない、使わない
・ボス戦はボスだけを殴る
この5点です。
最低限この編成で周回し、オート周回はせずにマニュアルでボスを殴るようにするだけでも相当周回速度はあがります。
そして重要なのは、これらを理解しているプレイヤーとともに周回することです。4人揃って高速周回を意識すると1周あたり1分前後で回れるようになるので、漠然と周回するのと比べて約3〜5倍の効率になります。
なお、筆者はこれに加えて、Wave移動時にTPが回復する補正をガン積みしたり(ボス戦手前で無双モードに入ることができる)、ロールをハンター系の忍者(乱舞を使うとヘイスト2がかかる)にしたりするなどして、できるだけ効率的に周回できるようにしています。
Screenshot 20170712 130040
まだまだ育成中の筆者の周回用デッキ。
なお、ゲリラタイムにマルチプレイのロビーに行くと「召喚なしボス狙い」「忍者ラック500以上」などといった部屋がよくあるのは、こういった高速周回を意識的に行うユーザーが、それを理解しているユーザーと周回したい、という意図があるワケです。

以上、長くなりましたが、本稿にあるようなポイントを理解し、経験すると、もう初心者卒業と言えると思います。
先行しているユーザーたちのなかでは、「プレイヤーランク100を突破し、生産所のレベルがカンストしたらこのゲームのチュートリアルは完了だ」と冗談半分で表現する方々もいらっしゃいますが、あながち間違いではなく、非常にボリューム満点なゲームなため、およそ普通のゲームでは「あー、やることなくなったなぁ」という境地に至りそうな状況に来てもなお、「俺たちの本当の戦いはこれからだ!」状態になるという、本当に時間泥棒なニクイあんちきしょうなわけです。最高です。最高すぎて最高です。
そんな最高なゲームではありますが、一方で普段ゲームをあまりやらない方にとってのハードルは少しだけ高い気もするので、黒騎士をこれから始める方も、ダウンロードしたけどよくわからないからやめてしまったなんて方も、本稿を参考に黒騎士の面白さを体感してもらえたらと切に願っております。
■黒騎士アンバサダーのお知らせ
黒騎士では、TwitterやInstagramで黒騎士のことを紹介するプレイヤー、通称”黒騎士アンバサダー”を募集しています。アンバサダーレベルを上げると、毎月抽選でグッズがもらえたり、リアルイベントの参加権がもらえたりと、特典もあるのでハマった方は黒騎士アンバサダーになることをオススメします。
詳しくはコチラから!

テキスト:炎亭紋章
任天堂をこよなく愛する男、炎亭紋章(ふぁいあーていえむぶれむ)と申します。
任天堂さんのゲームに限らず、好きなゲームを勝手に応援するというスタイルで生きていこうと思ってます。

ツイッターアカウント→炎亭紋章
シシララTV オリジナル記事