去る8月に、人気アイドルグループ「3 Majesty」と「X.I.P.」が共演するサマーフェスが開催されました。ここでは、ファンを熱狂させたライブの模様と、彼らのさまざまなコラボイベントをプロデュースしているコーエーテクモゲームス取締役 兼 ルビーパーティーブランド長・襟川芽衣氏のインタビューをお届けします。
8月の土日を中心とした約1カ月間、「DMM VR THEATER(横浜)」にて3 MajestyとX.I.P.の夏限定フェスが開催! 彼らは、人気女性向けアプリ『ときめきレストラン☆☆☆』の売れっ子アイドル。王子様のように爽やかでカッコいい3 Majestyとワイルド&セクシー&ジェントルなX.I.P.の2組が、それぞれが異なるアプローチでファンを魅了しています。
【3 Majesty】
音羽 慎之介(おとわ しんのすけ)
端正な容姿と優雅な立ち振る舞いで、女性たちを虜にする王子様。ときおりアンニュイな表情を見せることがあり、そこがたまらないという声も。
霧島 司(きりしま つかさ)
グループのリーダーで、メンバーのプロデュースも担当。空手の全国大会出場経験者で、キレがあるダンスパフォーマンスを得意としています。
辻 魁斗(つじ かいと)
全国オーディションでトップになった輝かしい経歴の持ち主。ユニット内では弟分的な存在で、言葉遣いやパフォーマンスを勉強中だそう。
【X.I.P.】
不破剣人(ふわ けんと)
元モデルで、鍛え抜かれた肉体美を持っています。口数も少なくぶっきらぼうに見えますが、性格は素直でピュア。そのギャップに撃ち抜かれ、ファンになったという人も多いそうです。
伊達 京也(だて きょうや)
ユニットを結成した張本人で、リーダーも務めています。甘い言葉とハイクオリティのパフォーマンスで、観客を夢の世界に誘います。
神崎 透(かんざき とおる)
子どものころから聖歌隊に参加していたこともあり、高い歌唱力を持っています。それゆえ、歌へのこだわりは人一倍強いよう。不破さんとは幼なじみだそうです。
■躍動的なパフォーマンス! ファンとの一体感が圧倒的だったこの夏限定の最高のフェスが実現!!
今回のフェスですが、我々は最終日の第2公演(B公演)に参加させていただきました。会場には開演1時間前に到着したのですが、会場はすでに多くのファンで埋め尽くされていて驚愕! みなさん物販でTシャツや限定グッズを買ったり、友だちと推しの話で盛り上がったり、公演前から熱気が漂っており、相乗効果でテンションが高まっている印象でした。
彼らをモチーフにしたドリンクやフードの販売もおこなわれており、お腹も心も満たされる最高のコラボですね!
会場の雰囲気を存分に味わったところで、いよいよフェスが開幕。最初にステージに登場したのは、X.I.P.です! 「Deja-Vu」と「Up&Up」を立て続けに披露し、会場のボルテージを一気に最高潮に持っていくのはさすがでした。不破さんのダイナミックなダンス、神崎さんの歌声、伊達さんの軽快なMCと視線が奪われる抜群のパフォーマンス、どれも「最高」以外の言葉が出てきません。
MCでは「We are」のコールに、「X.I.P.」と返す、お約束のコール&レスポンスも! アイドルのコンサートは、こんなにパワフルですごいものなのかと改めて実力を見せつけられた感じです。フェスにご一緒したゲームDJ、そしてタダツグさんのメンズ2人も、「コールに参加したかった!」、「俺はやっぱり透が好きだ」など、完全にアイドルたちに魅了されていたのも印象深いです。
セクシーなX.I.P.の世界を楽しんだ後は、霧島さんと不破さんによるコラボユニットソング「Good to be bad」がお披露目。2人とも身長180cm以上を誇る長身コンビで、とにかく迫力がすごかったです。演武を見ているようなダイナミックなダンスと、力強い歌声が相まって大人の男の色気を存分に堪能することができました。
MCでは、なごやかにツッコミ不在の掛け合いが展開。セクシーな姿もキュートな姿も、両方楽しめる素敵なひと時! 至福、まさに至福でした……。
今回のフェスは、公演ごとにA・B・C・SSS(スプラッシュサマースペシャル)とセットリストが変化。披露されるコラボユニットソングなどももちろん違います。アイドルたちのすべてのパフォーマンスを見たいがために、複数公演通った方も少なくなさそう。
▲音羽さんと神崎さんは王道のラブソング、霧島さんと不破さんは踊れるダンスナンバー、辻さんと伊達さんはしっとり泣かせる曲を聴かせてくれました。
コラボユニットソングでは不破と息のあったダンスで魅せた霧島さんですが、3 Majestyのステージではどこかヌケていつつもしっかりとキメる王子様に変身。メンバーの個性が際立つX.I.P.に対して、3 Majestyは息が合いよくそろったダンスが見どころです。
「INFINITY~君との未来~」から始まり、「Only one」、「Butterfly」と、夏にぴったりなキラキラのアイドルソングが続きます。MCでは辻さんの年下らしいかわいらしさ全開。音羽さんは、とっておきの魔法をかけてくれて、思わず昇天しかけたファンもいたようです。3 Majestyの合言葉「王子たれ!」で会場全体が1つになり、ラストまで一気に駆け抜けました!
公演が終わってもアンコールが鳴り止まず、その声に応えて2組が一緒に再登場! なんとフェスTシャツを着ていました。わずかな時間でも、大好きなアイドルとおそろいの姿になれるのは嬉しいですよね。
アンコール曲は、今回のフェスで初めて披露された3 Majesty×X.I.P.「Never Ever Ending」。6人が歌うスペシャルソングに観客はうっとり。ラストソングではあるものの、必要以上にしんみりするのではなく、「またすぐ彼らに会えるのでは……」と思わせてくれる、とても前向きな歌詞にぐっと来ました。グループごとの見せ場がちゃんと用意されているのもすごい!
フェスに参加して印象的だったのが、多くの方が複数のブレードライトを持っていたこと。ブレードライトはアイドルたちのテーマカラーに変えられるのですが、メンバー分の色を点灯させてグループ全体を応援している熱いファンが多かったです。
最終日ということもあり、ダンスの振りや掛け声が完璧に仕上がっている方も多数。そのノリノリで楽しそうな様子に、ブレードライトを用意しなかったミスが悔やまれてなりません。手ぶらでいってもノれる曲ばかりですし、十分以上に楽しませていただいたんですけど、次回はぜひ、ブレードライト片手に参戦したいと思います!!
撮影/大山雅夫(※写真は8/5(土)A公演のものです)
■3 MajestyとX.I.P.のコラボイベントを積極的にプロデュース! コーエーテクモゲームス取締役 兼 ルビーパーティーブランド長の襟川芽衣氏に今後の展望を訊く
──まずは今回のフェスをご覧になっての感想を教えていただけますか?
襟川芽衣氏(以下、襟川):ライブ自体は今回で5回目の開催になりました。回を追うごとに彼らのパフォーマンスも向上していますし、ライブにかかわっているスタッフも、皆さんに新たな喜びを体験してもらおうといろいろな仕掛けを考えています。
──襟川さんがこだわった部分、とくに印象に残った部分はどこでしょう?
襟川:今回のフェスでいえば、3 Majesty×X.I.P.の6人で歌う「Never Ever Ending」が実現したところでしょうか。彼らはお互いを高め合うライバル関係でもあるため、これまでは全員でステージに立って同じ曲を歌うことはありませんでした。そのため、今回の夢の競演をファンの方々にとても喜んでいただけたのは嬉しかったですね。あれには彼らもいろいろと思うところがあったのではないかと思います。
また、「恋」をテーマにした系統が違うユニットソングを、各公演に1曲ずつセットリストに入れてみたのですが、曲によってファンの皆さんの反応が全然違うのが新鮮でしたね。今日の「Good to be bad」はノリノリでしたし、「I'm in love」は振りを覚えて一緒に踊って楽しんでくださっていました。「REVERSE」は、うっとりと聴き惚れている方が多かったように思います。
──確かに振りを覚えて、一緒に踊って楽しんでいる姿が印象的でしたね。
襟川:ありがたいことに、公演に何度も足を運んでくださる方もたくさんいます。熱心な方は、ほぼ毎日来てくださっていましたね。ライブも5回目ということもあって、定番の曲はサビの振りを一緒に踊ってくだる方が多いのですが、新曲についても、みなさん振りを覚えるのが早くて、いつもびっくりします(笑)。
──そこまで深く愛してもらえるというのは、彼らとしてもアイドル冥利に尽きるのでは?
襟川:3 MajestyもX.I.P.も、ファンに支えていただいていると思っています。これからも「こんな活動をしてほしい」、「こんなライブを見たい」などの皆さんの声をなるべく取り入れて、一緒にライブを作り上げていきたいです。
──今回の夏フェスは残念ながら8月27日で終了しましたが、今後の彼らについて展望を教えてください。
襟川:近いところでは、11月4日からサンリオピューロランドで「3 Majesty×X.I.P. DREAM FESTIVAL in Sanrio Puroland」を行います。過去に、辻と伊達はハローキティ、霧島と不破はポムポムプリン、音羽と神崎はシナモロールとコラボさせていただいたのですが、全員がサンリオキャラクターたちと親しくなったということで、今回ライブを開催できることになりました。初めての試みなので、とても楽しみにしています。
また、VR SENSEでは新しいステージ衣装も着てもらうことになりました。さらに、今後のライブで人気曲に新たな振りをつけるのはどうか? という意見も出てきています。彼らのパフォーマンスも成長してきているので、それに見合ったものを我々スタッフ側も用意していきたいです。個人的には、今後は首都圏以外の地域のファンの皆さんにも、彼らのステージを楽しんでもらいたいなと考えています。
──来年、彼らは活動5周年を迎えます。やはり盛り上げる企画も用意されているのでしょうか?
襟川:今回のフェスで発表しましたが、2018年に劇場版の公開やPlayStation(R)Vitaでのドキュメンタリー作品の発売が決まっています。また「VR SENSE(香りや温度など五感を刺激する最新VR筐体)」への挑戦など、新たな企画も考えています。まだ言えない企画もいろいろ用意しているので、楽しみにしていただけたらと思います。
──今後も、ますます彼らから目が離せませんね。
襟川:来年の5周年にとどまらず、3 MajestyとX.I.P.を末永く応援していただけるように、私たちも頑張っていきます。彼らもますます成長していくと思うので、皆さんに温かく見守っていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
──本日はありがとうございました!
テキスト:長雨(Nagasame)レトロ作品から最新アプリまで、女性向けゲームをこよなく愛するキャラ萌えライター。そこに燃え&萌えさえあれば、どんなジャンルでも楽しむことができる生き物です。