友だちがいないアナタも安心!? 試験には絶対に出ない格闘ゲームのススメ【するめインディーゲーム/第1回】
どうも、はじめまして! Nintendo Switchの『BOOST BEAST』が未だにクリアできない男・するめ(以下)マンと申します。このたび、シシララTVから「インディーゲームの記事を書いて欲しい」とお願いされてやってきました。
01
■それはいきなりやってきた……コラムのお願いは突然に

──某月某日。

タダツグ:するめちゃん、おっすおっす! 突然だけど、シシララTVでインディーゲームの話題を強化していきたいんですよ。という訳で、何か記事を書いてクレメンス。タイトルのチョイスはするめセンスで大丈夫だから。

するめ:なるほど。ボクはかまいませんけど、本当にいいんですか!? じゃあ、個人情報をぶっこ抜くことでノートン先生が激オコになるスマホのゲームを……。

タダツグ:いきなり飛ばしてきよるな(笑)。そういうのはさすがにダメだろ、常識的に考えて。

するめ:えぇー? じゃあ、規約違反でストアから消し飛んだけど、メールで個人のサイトに誘導してからクレジットカードの登録を求めてくる詐欺系ゲームアプリなら大丈夫ですよね?

タダツグ:おいぃぃぃぃぃぃ! 大丈夫なわけねえだろバーロー!!

するめ:じゃあどうすればいいんですか!! 真面目にインディーゲームを紹介しろって言うんですか!?

タダツグ:逆ギレかよ! そうだよ、真面目に紹介してくれって言ってんだよ!!

するめ:ちょっと待ってください。真面目にやるなら、わざわざボクが紹介しなくてもAUTOMATONとかもぐらゲームスとか、COMIC ZINで買える『PC GAME OJISAN』シリーズとか、そういうところに“もっとちゃんと紹介できる人たち”がいますよ。本当に、ボクでいいのかい? ウウン?

タダツグ:謎の上から目線!! まぁ、そうは言ってもするめのテキストが好きだしなぁ俺は……。じゃあ、キミがいつも「某編集部の記事だとボツにされちゃう」って言ってるような、ぶっ飛んでるゲームも紹介してくれていいよ。でも、基本的には真面目なヤツで頼むぜ。

するめ:よーし、言質とったぁーーーー! 好きなゲームを好きなだけ紹介するぞぉぉぉぉーーーー!

タダツグ:もういいよ! それで別にいいよ!! でも、キミはテーマを設けないと暴走するよね? だから“好きなように複数のゲームを取り上げる回”と“一般的にオススメの1本に絞って書く回”を交互にやっていくべ。な!?

するめ:ほわぁ~い。

という一連の流れで許可(?)をもらったので、シシララTVらしい自由なノリで、インディーゲームの魅力を紹介していきたいと思います。

■第1回目のテーマ:ボクが買った格闘ゲーム

まずは第1回ということで、テーマは“ボクが買った格闘ゲーム”。最近、e-sportsなどで盛り上がっている格闘ゲームというジャンル。Steamにもいっぱい出てますよね。今の時代、『ストリートファイターV』とか『THE KING OF FIGHTERS XIV STEAM EDITION』とか、メジャーなタイトルもPCで遊べるようになりました。

かくいうボクも、下手の横好きで格闘ゲームが好きなのですが、いかんせんメジャーな格闘ゲームでは下手過ぎて相手にならない。そのうちに、気づいたのです。そういう世間的なメジャー格闘ゲームの影に隠れている、ヤンチャな格闘ゲームたちの魅力に……。今回は、そんな格闘ゲームを好き勝手に紹介していきたいと思います。

●『Dirty Fighter1』:金的とパイタッチで相手をノックアウト!

するめ:まずは1本目ということで……比較的大人しめな格闘ゲームから紹介したいと思います。

タダツグ:いいね。まずはジャブからいこうぜ。

するめ:その名も『Dirty Fighter1』。
02
タダツグ:んー? ナニコレ、これがジャブだってのか!?

するめ:見ての通りですよ! 相手の股間を金的アタック。胸を揉みしだく投げ攻撃! 相手は死ぬ。……そんな格闘ゲームです。

タダツグ:なんで胸を揉んだだけで相手が死ぬんだよ!!

するめ:従来の格闘ゲームから「しゃがみ」と「ジャンプ」を取り払い、金的や胸揉みなどのセクシー攻撃に特化した、まったく新種の格闘ゲームだと思ってください。みんなセクシーコマンドーの使い手みたいな感じですよ。ただし、セクシーさは欠片もありませんが。

タダツグ:まあ、セクシーコマンドーは別にセクシーな人が使ってるわけじゃないけど。って、俺が気になったのはそんなところじゃねぇ!!

するめ:まぁ見てくださいよ、このキャラクター! あきらかにナニかをキメてそうな女性・NAOMIから、近所のオッサンにしか見えないGARYまで、ダーティな戦い方をしそうなファイターが目白押しでしょ!?
03
▲キャラクターを選択すると股間をボリボリとかきだすGARY。この手で殴られたくない。
タダツグ:汚いお姉さんと汚いオッサンばっかりだな……。

するめ:彼らが胸を揉んだり、股間を蹴ったりしながら戦うってだけで面白いじゃないですか。ただ、残念ながらオンライン対戦はないですし、操作もキーボードにしか対応してません。ESCキーを押すと、いきなりゲームが落ちるというのも、じつに潔さを感じさせてくれますね。

タダツグ:その潔さ、格闘ゲームに必要なのか?

するめ:続編の『Dirty Fighter2』も出ていますが、そちらはなぜか公式サイトにアカウントとメールを登録する必要があるので、気になる人はこっちをオススメします。

タダツグ:いや、確かに気になるよ。気にはなるけどさ……コレ、本当に面白いの?

するめ:一発ネタ的な印象も強いのですが、絵ヅラだけでも笑えますし、セールで購入して身内で盛り上がるなら損はしないと思います。キャラクター性能があまり差別化されてないとか、そういうところに突っ込むのはヤボってもんですから、そこらへんもお忘れなく。ふう、1本目だからちょっとおとなしいゲームを紹介してしまった。

タダツグ:いやいやいや……。俺はなんだか先行き不安だよ。 
04
▲声は入ってないので、自分で「イヤー」とか「グワー」とか言いながら金玉を蹴って遊びましょう。乳を揉め。介錯してやる。
●『Coffence』:最強のコーヒー格闘家を決める時は今!

するめ:タダツグさん、コーヒーはお好きですか?

タダツグ:うん、嫌いじゃないね。むしろ好きだね。香料バリッバリの缶コーフィとか好きなんだよね。

するめ:じゃあ、コーヒーカップで殴りあうのも好きってことですよね? よかったよかった。

タダツグ:うん、嫌いじゃ……ってちょっと待った。なんだって? なんの話だったっけ!?

するめ:コーヒーカップで殴り合い、空中に飛んだコーヒーの中身を奪って飲む。どこにでもある格闘ゲームの話をしています。
05
タダツグ:どこにでもある格闘ゲーム!? そんなゲームがどこにあるってんだ!!

するめ:『Coffence』というアーリーアクセスで出ている格闘ゲームがあるじゃないですか! コーヒーファイターたちが、コーヒーカップで殴り合う『大乱闘コーヒーブラザーズ』とでも言うべきゲーム。コーヒーの残量が体力ゲージを兼ねていて、殴るとコーヒーの中身が空中に飛び散ります。それを自分のカップに入れて、先にコーヒーがなくなったほうが負けというルールです。

タダツグ:マ、マジか……なんかルールは思ったよりしっかりしてそう? いやいやいや……。

するめ:完全にネタっぽいんですけど、じつはコレ、結構可能性を感じる面白さなんですよ。まだ粗削りではありますが、フェンシングみたいな駆け引きもあって、格闘ゲームとしてちゃんと完成するのを楽しみにしているんです。
06
▲コーヒーカップをぶつけあって中身を奪う。単純なルールだから誰でも戦えるゲームなんですよ。「なぜコーヒーカップで戦っているのか」……その大前提にさえ目をつぶればね!
タダツグ:なるほど。ネタじゃなくて、開発者は真面目に作ってるんだなぁ。

するめ:そうなんですよ。なので、ネットとかで話題になって盛り上がってるかなって思っていたら……このゲームが発売して3カ月くらい経っても、コミュニティに全然人がいなかったんです。盛り上がるとか以前に、そもそも知られてすらいなかった! サマーセール後に人が増えて、レビューが出るようになったときはホッとしましたよ……。

タダツグ:雛鳥が巣立つときの母鳥のような表情してるぞ……。まぁ、Steamってゲームがいっぱいあるから、気づかれないまま消えてしまうものも多いしな。そういう埋もれた名作を紹介していくっていうのを、このコラムの存在意義にしたいんだけどね、俺は。

するめ:アーリーアクセスなので、オンライン対戦はいまだ「実装予定」のままだったり、グラフィック的に結構パワーのあるPCじゃないと厳しかったりもするのですが、職場での休憩中とかにみんなで遊んでみるとかステキじゃないですか? 「ちょっとコーヒーブレイクしませんか?」的な。

タダツグ:キミさ、コーヒーブレイクの意味を一度グーグル先生に聞いたみたほうがいいと思うよ。
07
▲四人対戦も存在。みんなでワイワイ遊べるように、ちゃんと完成までこぎつけて欲しいです。
●『veteran combat』:変な人たちが戦う実写格闘ゲーム

するめ:真面目なゲームを紹介したあとは、やはりネタ的な魔力を持つものもあげないといけませんよね。

タダツグ:いや、そんな決まりはないのだが……。
08
するめ:この『Veteran Combat』は、2年前に発売された格闘ゲーム。見ればわかりますが、セピア調のグラフィックと実写のキャラクターが戦う姿がインパクト抜群だと思いませんか?

タダツグ:ちょっと『モータルコンバット』っぽいような気がしなくもない。

するめ:これを見てくださいよ。この安いセクシービデオみたいなVS画面! ワクワクしてくるでしょう? ちなみに、右のキャラはストアのバナーだと主役みたいに前面に出てるんですけど、トレーニングモードでしか確認できてません。
09
タダツグ:うーん、ちなみにゲームとしてはどうなの?

するめ:オンライン対戦がないのはマイナー系格闘ゲームによくあることなのですが。キーボード限定かつ、キーコンフィグがバグって効かないのが弱点かなあ。

タダツグ:その弱点でかくね? でかすぎね!?

するめ:いやいや、Steamコントローラで設定すれば問題ないですよ。必殺技コマンドがわかりづらいので、フォルダの中にある解説書を読んで遊びましょう。

タダツグ:……で、ゲームとしてはどうなの!?

するめ:独特の世界観ができているので、友だちと軽く遊ぶのにピッタリだと思いますよ。もともと定価が498円で安かったのですが、いつの間にか198円になったので、今が買いドキです。

タダツグ:安すぎても逆に不安なんだけどね!? でもさ、このゲームってオフライン対戦だけなんだろ……対戦してくれる友だちっているの?

するめ:それがネックなんですよね。それを言いだすと自分は友だちがいませんから、どのゲームもオフラインのみで真の面白さにたどり着けないと言えますが……。

タダツグ:そうか……。俺も友だち少ないから……ちょっとわかるわ。

するめ:え、なんですかこの空気? 急にしっぽりしてるんですけどっ!!
10
●『Fight of Gods』:ゴルゴダの丘でジーザスが即死コンボを繰り出す問題作

するめ:ええい、お次はこのゲーム! 最近発売されたばかりなうえに、一気に流行ったので、今さらここで自分が取り上げなくてもいい気はしますが、最大級にヤンチャをしているという意味で、この『Fight of Gods』は外せません。
11
タダツグ:なんか、キミが発売した直後につぶやいてバズってたやつだっけ?

するめ:2カ月くらい前からSteamのページはできていたのですが、その時日本で楽しみにしてたのは自分くらいだったかもしれませんね……。流行ってよかったです。

タダツグ:ジーザス、仏陀、モーゼ、アヌビス、関羽、アテナ、シフ、オーディン、ゼウス、アマテラス。おいおい、すごいメンツが戦う格闘ゲームだな。これ、いろいろ大丈夫なんだろうか?

するめ:じつは、今回紹介している格闘ゲームのなかでは一番作り込みがスゴイかもしれません。正直、見た目は一発ネタなんですが、そこにとどまることなく、しっかり作られています。
12
▲十字架をぶち壊して登場するジーザス。ループ(輪廻)コンボで相手を永久に解脱させる仏陀……。神々の戦いは次元が違う!
タダツグ:なんだい、ベタ褒めじゃないの。

するめ:もちろん、アーリーアクセスなので怪しいループコンボがあったり、バグっぽい挙動があったりもするのですが、操作してて楽しいんですよ。

タダツグ:技のモーションも面白いな。ジーザスのカウンター技が「左の頬を差し出して、殴ってきた相手を右手で殴り返す」とか、まさに教えの通りじゃん(笑)。

するめ:モーゼが石板で殴って海を割りますからね。ネタとしてはギリギリアウトを攻めてる題材ですけど、コレだけしっかり作ってるわけですし、オンライン対戦がつくまで頑張って欲しいですよ。
13
タダツグ:その前にストアから消されたりしないかね? 大丈夫か?

するめ:マレーシアからは購入できなくなっていますけど、今のところSteamでの販売停止はないみたいですね。たぶん、本当にアウトな神様は出さないと思います。ラスボスもドキドキしてたら「BOSS」っていう身もふたもない名前のオリキャラだったし……。だからまぁ、大丈夫かな! 消されるようなゲームを買うのは今に始まった話じゃないので。

タダツグ:おいおい、そこに安心感を覚えてどうする!!
14
▲格闘ゲーム史上、もっともわかりやすい名前のラスボス。
するめ:さて、次は……。

タダツグ:ストップ! もう、十分お腹いっぱいになった。今回はここら辺にしとこうぜ。

するめ:えー……そんな! ユーザーレビューワースト1の伝説的格闘ゲームと、スマホで個人情報をぶっこ抜くとノートン先生が警告してきた挙句、ストアから消えた格闘もどきゲームがまだ控えてるのに。

タダツグ:うーん、止めておいて本当によかった。

するめ:仕方ないですね。じゃあ、今回はここまでにしておきましょう。次は、オススメの作品を1本紹介します。

タダツグ:“万人にオススメの作品”な。

するめ:え、えぇー!?

タダツグ:「えぇー」じゃないよ!! ちゃんと続くのかこのコラム……。

テキスト:するめ(以下)マン(Surume Ika Man)正体不明の海産物。ゲームに手を出しすぎてリアル時間が足りないといつも嘆いている。某ゲーム雑誌などでインディーゲームコーナーを担当しているが、取り上げようとしたソフトの8割はボツになるらしい。

ツイッターアカウント→するめ(以下)マン@IkamanS2