【THE スナイパー】これぞB級!荒々しくも熱い弾丸を喰らえ!【『SIMPLE』シリーズに魂を売った男・ラー油の挑戦 vol.1】
はじめまして、ラー油です!
普段は個人で「絶対SIMPLE主義」というゲームブログの運営や、ゲーム実況をしているだけの人間だったのですが、ありがたいことにお誘いをいただいて、シシララTVで『SIMPLE』シリーズの記事を書けることになりました。
『SIMPLE』シリーズのイチファンとして、こんなに嬉しいことはなかなかない! このような貴重な機会を与えてくれるなんて、もしやシシララTVの「シ」は『SIMPLE』シリーズの「シ」だったのでは……?
ということで、このコーナーでは俺が様々な『SIMPLE』シリーズを紹介しつつ、作品ごとに決めたチャレンジをクリアしていくという内容にしていきたいと思います。
ちなみに『SIMPLE』シリーズは2017年1月現在、370本以上のタイトルが発売されており、俺はすべて所持済み! 単純計算で370回以上の長寿連載になるぜ!(なるといいな!)
購入した『SIMPLE』シリーズの8割くらいはクリアしているので、正直言うと一度クリアしたソフトを企画で改めてプレイする記事も多くなると思うけど、それもまたよし! 面白い『SIMPLE』シリーズは何度遊んでも面白いものですからね。そこを証明していく企画にもしたい!
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さて、みなさんご存じであろうとも思いつつ、まずは『SIMPLE』シリーズについて軽く説明を挟んでおくと……こちらは「余計なものを省いて内容を最低限にしたシンプルな定番ソフトを1500円という驚きの低価格で販売していく」というコンセプトで、1998年に初代プレイステーションで販売がスタートしたシリーズ。当初のラインナップは麻雀や将棋、五目並べに囲碁、リバーシなどで、タイトルも「THE麻雀」「THE将棋」などと実にシンプルだった。
そのお求めやすさからか、ゲーム業界に革命を起こすヒットを飛ばしたものの、さすがにテーブルゲームだけではネタが続かないということで、徐々にゲーム性の高いタイトルが増加。
そこから良い意味で
全然シンプルじゃない!」「THEを付ければなんでもアリじゃねーか!
と叫びたくなるようなタイトルが次々に誕生し、バカゲー的なノリで独自の立ち位置とファン層を獲得していったわけである。
価格やコンセプトなどを試行錯誤しながら、10を超えるゲームハードで300以上のタイトルを発売し、現在もニンテンドー3DSやPS4をメインに展開中。ゲーム業界と共に歩き続けて来た、じつに偉大なシリーズなのだ!
この記事ではそんな『SIMPLE』シリーズの素晴らしさ、そして時には深淵を皆さんにお伝えしていきたい。
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さて、そんなノリで始まったラー油のチャレンジ1回目は、やはり『SIMPLE』シリーズの始まりである『SIMPLE1500』シリーズからチョイスするのがオツであろう。それもインパクトの強いヤツを……ということで、俺が選んだのは『THE スナイパー』! 復讐に燃えるスナイパーとなり、悪党を狙撃していくハードボイルド3Dシューティング!
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スナイパー……男なら燃えるしかない題材。そしてなんと、1500円にも関わらず主人公の声をあの池田秀一さんが担当するという豪華っぷり。10万本以上のヒットをたたき出し、続編も発売された伝説的なソフトなのである。
現在はゲームアーカイブスでも配信されているので、PS Vita、PS3、PSPでもプレイ可能となっている。そちらの価格はなんと309円。どんだけお買い得なのかと。
『SIMPLE』シリーズではないものの、同じディースリー・パブリッシャーの最新作であるPS4ソフト『スクールガールゾンビハンター』に、スナイパーライフルで狙撃するシーンが登場することもあり、紹介するならこれしかなかろう! それも今回チョイスの理由。そして、そんな『THE スナイパー』で俺が挑むチャレンジ内容がコレだ!
ミッション:『THE スナイパー』の隠しステージをクリアせよ!
じつはこの『THEスナイパー』は、1周クリアして終わりのゲームではなく、2周目に入るとセーブデータの表示が「再放送」になって、キャラのグラフィックなどが変化。そのまま3周目に突入すると驚きの隠しステージが始まる仕様になっている。
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▲(※編注:「再放送」ってなんの誤植だよ……と思ったら、本当に再放送だった件)
今回は、最初からプレイし直して完全クリアを目指していく!
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物語は、マフィアの陰謀で恋人を失い、その復讐に燃える男、ハリー・C・スペンサー(CV池田秀一)が主人公。謎の協力者C・Aと共に、マフィアの幹部を次々に狙撃していくという内容になっている。
デモシーンは、いかにも低予算感のある粗いポリゴンだがフルボイス。映画のようなカメラワークを多用してしっかり演出しているし、揺れる電灯や燻る煙草など小物の動きも凝っている。
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ステージ開始時と終了時には毎回OPとEDが流れるドラマを意識した作り。BGMはジャズ。
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毎回次回予告まで付いていて、雰囲気はバッチリ。渋いのである。
「その幸せはいとも簡単に壊されてしまった。なあ…お前は許せるかい? 俺は奴らを許せない……。ネクストステージ、魂の牢獄。君は闇の向こうに何が見える?」
なんてステキな語りをハリー(CV:池田秀一)がしてくれる! ハリー以外にも喋るキャラは数人いて、そちらは……うん、池田秀一さんの素晴らしさを再認識させてくれる演技に徹している感じです!
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狙撃パートの前には、このようにターゲットの紹介がはじまる。
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「ベルナルド・スカラティのウワサ」
今日、美女二人を連れてイタリアンレストランに現れるらしい…。
みたいな。雰囲気重視なわけで。
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狙撃パートは非常にシンプルな作りで、スコープで相手を補足し、タイミング良く撃つだけ。どのステージも数分で終わるという比較的短いもの。
しかし、撃った弾が着弾するまで1秒ほど掛かるため、常に相手の行動を先読みする必要がある。ここがキモ! プレイヤーのニュータイプとしての力が試されるわけだ。
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最初は動きの少ないターゲットばかりだが、ジョギングしてる幹部の狙撃からは結構難しい。
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ジム通いでジョギングが日課とか、マフィアが健康に気をつかってんじゃねーぞ! 動きが早くて弾が当たらないじゃねーか! お腹痛くなれ! 足首捻挫しろ! と祈りながら狙撃。
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(バーン!)
フッ、ジョギングは体に悪いことが証明されたな……。
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次の難関はステージ7。防弾仕様の車で移動するターゲットを狙い撃つミッション。
ここは走っている車のタイヤを撃って止めたうえで、更に中から出て来たターゲットを撃たねばならない。このステージは弾が10発使えるが、それでもタイミングは難しめ。弾を1発でもタイヤに命中させればいいので、とにかく撃ちまくるしかっ!
まったく、マフィアだからって車に乗ってないでたまには歩けよな……こういう一人一人の無配慮な行動が地球温暖化に繋がるんですよ!(バーン!)
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最後ステージになると、タイヤまで完全防備された車が登場。看板の支柱を撃って車の上に落下させるという離れ技を要求される。
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その看板に「THE METEORITE(THE隕石)」と書いてあるギャグ。一体何の看板なんだこれ!?
ここは始まってすぐ片方の支柱を撃ち、残り時間がジャスト28秒になるくらいを狙ってもう片方の支柱を撃てば成功。ターゲットの動きは見ずに時間だけで合わせれば良し。失敗しても早いか遅いかがデモで判断できるので、そこで微調整が可能だ。
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看板を車の上に見事落とせればゲームクリア。
復讐に燃えるスナイパーの話だったのに、そんないきなりオカルトが殴ってきて腰砕けになるオチで良いんですかね!? と言いたくなる、衝撃的な展開で物語は締めくくられる。
そして2周目をクリアした上でニューゲームを選択すると……。
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なんと、地球が異星人からの侵略を受けているというメッセージが!
隠しステージである異星人編『THE ALIENS』の始まりだ!
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▲(※編注:別ゲーかよ……思いきや、ホントにタイトル変わってるぅ!!)
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街を歩いている人を最大倍率のスコープで覗くとクラゲのような宇宙人の姿が!? すでに数多くの宇宙人が地球人に紛れ込んでいた! 緑の地球を守るため! EDFの出動だ!
ここらへんは古き良きSF映画的なノリ。残念ながら池田秀一の語りやデモムービーはないおまけモード。ステージは同じなもののターゲットの配置が完全に異なり、通行人に紛れてサラリと通り過ぎる異星人を見つけるのはなかなか大変だ。ターゲットは異星人オンリーなので、マフィアの皆さんには安心してジョギングをしてもらえる寸法である。
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ステージが進むとUFOまで出現! 最終ステージも看板を撃って車の上に落とす……のではなく、看板を撃ってUFOの上に落とす内容に。残り時間29~30秒くらいを狙え!
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って、まさか隠しモードでUFOに落とすことまで考えていたから『THE 隕石』だったんです!?
最終ステージを終えてタイトル画面に戻ってくると、メニューに設定資料が追加。セーブデータの表記も変化してこれで『THE スナイパー』完全クリアとなります。
ゲームとしては単純かつ3周クリアを目指してもすぐ終わってしまうこの短さ。それでも作り手の「俺が思うカッコ良さはこれだ!」というこだわりが強く感じられる逸品。
とにかく最後まで、色んな意味でプレイヤーの心を揺さぶってくる。こちらのハート目掛けて、1秒遅れで真っ直ぐに飛んでくる熱い銃弾のような作品。久々にプレイしても発見があり、今見てもじつに味わい深い!
しかし、異星人が何食わぬ顔をして地球人の中に潜んでいる隠しモードを改めてプレイすると、こんな感じで本当に人ならざる者が社会に溶け込んでいるのでは……なんて考えてしまいますね。書き手の顔が見えないインターネットでは特に強くそう感じられる。
もしかしたらみんなが当たり前に読んでいるあの文章、この文章も、遠い星から来た異星人が書いたものかもしれない……。
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▲(※編注:少なくともこの文章はラー油さんの文章なんですよね? よね!?)
というわけで、俺のコーナーはこんな感じで毎回やっていこうかと。「この『SIMPLE』シリーズに挑戦して欲しい!」「あの『SIMPLE』シリーズのことが知りたい!」というリクエストがあれば受け付けるのでどんどん送ってください! 俺はみんなの挑戦を待っているぞ。
でも"『THE 地球防衛軍2』の難易度:インポッシブルを初期武器縛りでクリアして欲しい"とかは勘弁な!(押すなよ、絶対に押すなよ的な意味で)

テキスト:ラー油(daikai6) 死力を尽くして『SIMPLE』シリーズを応援するブログを運営し実況もするゲームブロガー。『SIMPLE』シリーズだけでなく低価格でイカしたゲーム全般を追跡中。ニンテンドースイッチで『SIMPLE』シリーズが出るのか気になる今日この頃。

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