【夏のVR特集】美女2人がVRを初・体・験! ゲーム実況の新境地を切り開いた夜
タダツグです。外はめっちゃゲリラ豪雨が降って止んでを繰り返しているこの週末ですが、僕はエアコンが効いたお部屋でのんびりとこのブロマガを書いております。晴れていたら渋谷・宮下公園のピカチュウの巣に遠征しようかなぁと考えていたのですが、この週末はもう諦めるかな……。
さて、そんな私信はほどほどにして。
8月の「つくった人がゲーム実況」は特別編として、1カ月まるまるかけて今をときめく「VR」を特集している我々。今回は、そんな5回連続VR特集の第1回目の夜の模様を振り返っていきたいと思います。
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そもそも我々シシララTV、過去にARゲームやらVRゲームやらをすでに何度か生放送で取りあつかってきているわけでして、こと「VRゲーム実況」については少しばかり先見の明があるんじゃね? と自負させていただいております。それもあって、8月の「つくった人がゲーム実況」をすべて「VRゲーム」を特集することに決めたわけですが。
そこで我らがゲームDJが一言。
「どうせやるなら、VRゲームにブルーバックを組み合わせて、視聴者の方に少しでもVR空間に近い体験をしてもらおうぜ!」
まさかの発想。これは実現できたらヤバイぜぇ……。
とはいえ、まだまだちっぽけなメディアである我々。予算的にも人手的にもやれることには限界がある……でも、やるなら妥協はしたくない! ってなわけで、シシララTVの技術系を切り盛りするウマオの発案による「オペレーションBSST(ブルーシートでスタジオを作っちゃおう 命名:タダツグ)」が始動。動画関係のプロの方をお呼びして、オフィスの1角にブルーシートを張り巡らせ、簡易的なブルーバック&VR配信スタジオを仮設してしまったのでした。
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こうして見ると「どこの宴会会場かな?」と思うかもしれませんが……。
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いかがですか! ブルーバックスタジオとして、立派に機能するんですよ!! 前述のプロの方いわく「これはブルーバックの革命ですよ!」とのこと。うーん、ブルーシートなんて3枚で千円ちょっとくらいですからね……。なんともお手軽にやれるものだ。さすがはウマオちゃん、試行錯誤のたまものです。
ということで、スタジオや配信環境に関しては体裁を整えた我々ですが、次なる難問が。簡単に「VRゲーム」と申しましても、いまやたくさんのゲームが配信されているわけで……。「そもそも今、VRでどんなおもしろいゲームが遊べるの?」というのは、我々も詳細まで理解していなかったわけです。
そこでゲームDJが「VRナビゲーター」として召喚されたのがこの方! 「VRスペース」のエグゼクティブプロデューサーである二宮明仁さん!!
すでに番組で何度か紹介させてもらっていますが、二宮さんはVRコンテンツを誰でも気軽に楽しめるアミューズメントパーク「VRスペース」を、この秋から東京に開設されるために活動されている、まさに「VRナビゲーター」にふさわしいお方なんです。なんと頼もしい!! かくして、二宮さんとDJによるプロデュースのもとに、満を持してVR特集がスタートしたわけです。
ちなみにこの「VRスペース」は事前体験予約を受付中とのことですので、気になるかたは下記をチェックしてみてくださいね!
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さてさて、せっかく新しいことを試みるのであれば、スタジオ的に画面映えさせたいと考えるのが世の常人の常。我々のようなおっさんばかりではしのびないですもんね……。
ってなわけで、今回はスペシャルゲストとして、シシララファミリーにはもはやおなじみともいえる楠世蓮さんと藤嵜亜莉沙さんのお2人にも遊びに来ていただきました。やっぱり、若い女性に来てもらえると、いきなりパッと華やかになりますねぇ。
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ここで二宮さんから、本日の内容について紹介してもらうことに。記念すべき第1回配信は「VRコンテンツはこんなに進化している!」ってのをバッチリお伝えすることをコンセプトに、複数のタイトルをプレイすることになりました。
まず最初に遊んだのは『THE LAB』。以前レビュー記事でもご紹介しましたが、このソフト1本さえあれば、じつにさまざまなVRコンテンツを経験できるという「最初の1本にピッタリ」なタイトルなのであります。
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いくつかあるゲームの中から二宮さんがチョイスしたのは「Postcards(ポストカード)」。ゲームというよりは「環境体験シミュレータ」的なコンテンツで、プレイヤーがチョイスした観光スポットにVRの世界の中で移動できてしまいます。

複数の見学スポットが用意されていますが、今回は「Vesper Peak」というアメリカのワシントン州にある山をピックアップ。世蓮さんがこちらを体験してみると……。
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その壮観な美しさがいきなり彼女を魅了! 「すごいすごい! 一生この世界にいたい」ときゃっきゃとはしゃぎまわるも、絶壁のフチに移動するとそのあまりのリアルさに足がすくんでしまうことに……。ここで藤嵜さんのイタズラ心を発動! おっかなびっくりな世蓮さんに後ろからハグしにいくと……。
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そりゃもうビックリしますよね(苦笑)。とってもいいリアクション!

なんても世蓮さん、あまりのリアルさに世界に没入しきっていて、突然の不意打ちに本気で驚いた模様。いやぁ~、こりゃイタズラが度を過ぎないようにしないと危ないかもしれませんね……気を付けなければ。
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続いてプレイしたのは『The Brookhaven Experiment』。こちらはさまざまなシチュエーションの中、近づいてくるゾンビを銃やナイフで撃退していくバーチャルシューティングゲームです。
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ゲームセンターなどにある、ガンタイプコントローラを使ったシューティングゲームをVRの世界で楽しめるこの作品、なかなかやりごたえがあると評判ののようで。まずは藤嵜さんが挑戦することに!

世蓮さんいわく「遊園地でお化け屋敷とかに誘っても絶対に嫌な顔をする」というくらいホラーが苦手だという藤嵜さん。最初からビビり気味(笑)。
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このゲーム、シチュエーション的に周りがめちゃくちゃ暗いので、左手のライトで敵を照らしつつ銃撃していくことが肝要です。ゾンビたちは、しっかりと頭を狙ってヘッドショットを決めないと一撃では倒せないのですが、これが恐怖で固くなっている藤嵜さんにとってはなかなか至難のワザらしく、なかなか銃撃が当たらない! ゾンビを見ようにも怖くて正視できず、狙いが定まらないという悪循環に。
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結果、あまりの恐怖にしゃがみこんでしまってTHE END。藤嵜さんにとっては、なかなかにタフなVRデビューとなりましたね……。

続けて、藤嵜さんの敵討ちだといわんばかりに世蓮さんが挑戦するも……。
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思っていた以上に怖かったらしく(苦笑)、やっぱりしゃがみこんでしまってTHE END。そうかー、女子はVRゲームで恐怖に直面すると、その場にしゃがみこんでしまうという法則が成り立つかもしれないなー。これをうまくフォローできればモテゲーマーになれる可能性ありなので、みなさん覚えておきましょう!
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ちなみにこの『The Brookhaven Experiment』、僕もためしに初体験させてもらったのですが。二宮さんがリロードの仕方を教えてくれなかったので(もしかして、盛り上げるためにワザと!?)、銃弾がすぐに底をつき、左手のナイフで戦うという近接プレイに。ナイフが届く距離=めっちゃゾンビが近いってことで、僕も正直ビビりまくり。素っ頓狂な悲鳴を出しつつ、ナイフで攻撃するというよりはただ単に暴れていただけで、あっけなくゲームオーバーになってしまいました。な、情けねえ……。どれくらい情けないかって、アーカイブ動画を見ながら死にたくなったくらいかな(笑)。
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▲このへっぴり腰……自分ではもうちょっとカッコよく戦っていたつもりだっただけにショック。
その点、ゲームDJのプレイはスマートだったよ……。すでにゲームを遊んだことがあったからという側面もあるでしょうが、我々があんなに手こずっていたゾンビをバッスバスと打ち抜き、最初のステージを余裕でクリア! くっそ、これじゃ僕、完全に引き立て役じゃないッスかっ!!
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▲悔しいけどうまかったんだよなぁ、チクショー!
続いてプレイしたのは『Fruit Ninja』。これはめっちゃ単純明快で、空中に飛び出してくるフルーツを両手に持った刀(=コントローラ)を振り回して一定時間斬りまくり、その斬ったスコアを競うというアクション。時々飛んでくる爆弾を斬っちゃうと時間が減るので注意が必要ですが、基本的には直感でプレイしていけるなんとも爽快感バツグンなゲームとなっております。
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▲とにかく動きの激しいゲーム。動画のエンコードが間に合わない事態に。
最初に挑戦したのは世蓮さん。まるでダンスを舞うかのような軽やかなステップで、飛び出るフルーツを斬りまくります。そりゃあもう、バッサバッサとね!
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お次は藤嵜さん。こちらも先ほどの『The Brookhaven Experiment』のうっぷんを晴らすかのように斬りまくり! なんというか、舞台で見せてくれる殺陣とはひと味違った鋭さを見せつけてくれました。めっちゃサマになっとる!
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こちらは僕も遊ばせてもらったのですが、とにかく気持ちよさがハンパないです。気分はマジで忍者! ちなみにもしみなさんがプレイする機会があったら、ぜひ「逆手持ち」をオススメしたい。なんかね、気分は完全に四乃森蒼紫でした。回天剣舞六連の爽快感をまさかこんな形で味わえるとは……ってね!(最近の方たちには『NARUTO』のほうがわかりやすいかもしれませんが、ほら、おっさんなんで僕は……苦笑)
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これですっかりテンションが上がった我々がお次に遊んだのは、先ほどの『THE LAB』の1コンテンツとなる『LongBow(ロングボウ)』。プレイヤーはお城を守るアーチャーとなり、押し寄せる敵兵士たちを城郭の上から次々と射抜いていくことになります。
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利き手で矢を持ち、反対側の手にもった弓につがえて引き絞って……狙いを定めて発射! ただそれだけの単純なゲーム性ではある……しかし! 引き絞ったときの弦のキリリッって音や矢を放った時のパシュンって音、そして敵にうまく命中させたときの気持ちよさ。すべてが素晴らしい!!
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こちらのゲーム、とくに藤嵜さんが気に入ったようで、何度も何度もコンティニューしてはプレイしておりました。きゃいきゃいとはしゃぎながら遊んでいたけど、やり込めばやり込むほど射撃が正確になっていく様を見ていると、やはりこの人はゲーム適正が高いなぁと感じます。
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例によって僕も遊ばせてもらいましたが、気分は完全に『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラス。VR空間はさながら中つ国、迫りくる敵はオークの群れってね!
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まぁ、写真で見るとおっさんがなんかやたらと張り切っているだけにも見えるわけですが(苦笑)。いいでしょ!? 虚構の世界でくらいヒーロー気分を味わっても!!

でもって最後に遊んだのは『Space Pirate Trainer』。プレイヤーは両手に武器を持ち、押し寄せる敵の宇宙船(宇宙海賊なのかな? 海外ゲーなのでよくわからん!)をガンガン撃墜していくという撃ちまくり系シューティングです。敵からの攻撃はかなり激しく、それを左右に移動して回避しながら敵を撃破していくことになります。なんかね、有酸素運動って感じね!
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かなり縦横無尽に弾丸が飛んでくるので、ゲームにのめり込んでいる世蓮さんも藤嵜さんもめっちゃ動きまくり。曲もノリノリということで、身体が自然に動くんですよね。
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いや、本当に動きまくって撃つことになるので、プレイする際はちょっと広めのスペースが必要かも。ある意味、二宮さんのVRスペースでプレイするのにうってつけのゲームかもしれませんね。

ちなみに、最終的な2人のスコアは藤嵜さんが1725点で、世蓮さんはまさかの2375点! この2人、さすがは王のUTSUWAというか、剣を銃に持ち替えても強いのね……。

おかげさまでこの夜、ホントに最初から最後まで見どころ満載の夜になりました。VRって没入感がすごいぶん、あくまで個人プレイに思われるかもしれませんが、もしかするとこうしてみんなで集まって、時にヒントを出したり、驚かし合ったり、動きすぎて危なくなったときはサポートしたりしつつ、みんなで遊んだほうが盛り上がるのではないか……。そんな提案を投げかけることができた生放送だったように思えます。

こちらの動画は、シシララTVのアーカイブで楽しめますので、まだご覧になったことがない人はぜひチェックしてみてくださいませ!
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それでは、今日はこのへんで。タダツグでした~。
テキスト:タダツグ(Tadatsugu) シシララTV編集部、電撃編集部などで活動中のゲームライター/編集。生放送にも出演中。いつまでも少年の心を忘れないピーターパン症候群を自認するケツ合わせ系テキスト書き。好きなゲーム:『ニーア』シリーズ、『ヴァルキリープロファイル』シリーズ、『ペルソナ』シリーズ、『パズル&ドラゴン』など多数。

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