『センチメンタルグラフティ』20周年。あのとき返せなかった手紙(ラブレター)、受け取ってくれるかな……
せつなさ炸裂! どうも、ライターのカワチです。昨年の約半年間、ヒロインのひとりである七瀬優役の西口有香さんとともに実況を配信した『センチメンタルグラフティ』が、今年で発売20周年を迎えました。
20年……夜中に布団の中でラジオ「センチメンタルナイト」を聞いていたのが、つい先日のことのように思い出されます。時の流れは早いですね。

記念日となる1月22日には、シシララTVでもタダツグさんが記事を公開しましたし、多くのファンが作品への想いを綴っておりました。西口さんをはじめとする声優陣も、TwitterやFacebookで反応を示しており、作品に対する普遍の愛を感じたものです。

そんななか、ボクができること……。『センチ』への愛は「ギャルゲーBARコラム」の第1回目で語っているので、そちらをご覧いただくとして、今回はさらに深い作品への愛としてヒロインたちにラブレターを贈ろうと思いました。

自分自身、書いていてキモ……エモい企画だと思います。ただ、20周年の節目に気持ちの整理も付けたかったので、敢えて今、ヒロインたちの贈ってくれた「あなたに、会いたい…」の手紙に対して返事を書こうと思います。よろしくお願いします。
01
ほのかへ

元気かい? いつでも明るく朗らかだったキミは、今でも人気者なんだろうね。男の子がニガテだったけど、克服できたのかな? それはそれでうれしいけど、ほかの男性にほのかが笑顔を見せている姿を想像すると、ちょっと複雑(笑)。あのころ、「北海道は遠いかな?」って心配してくれていたけど……ごめん! 正直に言うと、北海道は本当に遠かった! でも、北海道は好きだよ。自然も多いし食べ物も美味しいし。きっと、あの広大な大地がほのかの優しい心を生んだんだろうね。そうだ! 今度、久々に富良野へラベンダーを見に行こうよ。改めて連絡するよ。またね。
02
妙子へ

久しぶり。妙子に手紙を書くなんてちょっと恥ずかしいね。でも、いつもボクのことを心配してくれる妙子には、ちゃんとお礼を言いたかったんだ。ありがとう。最近、青森には帰れていないけど、久しぶりに妙子の作ったお味噌汁が飲みたいよ。……って、さっそく妙子に甘えちゃってるな。そうだ。たまにはボクが妙子のためにご飯を作ってあげるよ。味は保証できないけどね(笑)。そうそう。お父さんやお母さん、弟の純も元気かい? 久しぶりに家に顔を出すから、そのときはまた「おかえり」って言ってくれるとうれしいな。
03
えみるへ

やっほ。えみる、久しぶり。あの頃のキミはとっても元気いっぱいだったけど、ちょっとは大人の女性っぽくなったかな?(笑) ふたりでUFOを呼ぼうとしたりと、いろいろ大変だったけど……なぜだろう。今、振り返るととすごく楽しかったという思い出しかないんだ。きっと、えみるのおかげだね。えみるは今でもオカルトを追っているのかな? それとも別の趣味を見つけたとか? 久しぶりに会って近況が聞きたいよ。えみると会えば日常の疲れなんて吹っ飛んじゃうハズだから。また、笑顔を見せてね。それじゃあ、また。
04
明日香へ

明日香、ボクだよ。久しぶり。明日香は横浜に住んでいるから会おうと思えばすぐに会えるんだけど、なんとなく疎遠になっちゃってたね。ごめん! こうして久しぶりに手紙を送ったから許して(笑)。当時は明日香に流行のスイーツや映画を教えてもらって楽しかったなぁ。やっぱり今でも流行のアンテナはビンビンなのかな? お互いに大人になったし、今度は当時は出来なかった大人のデートも楽しみたいね。……う~ん。でも、やっぱりふたりでカラオケに行くか! あのころ一緒に歌った曲をまたデュエットしようよ(笑)。あ、それにボクたちの思い出の“あの映画”、またリバイバル上映するらしいよ。これは行くしかないっしょ! また連絡するよ、またね。
05
美由紀へ

美由紀、久しぶり。美由紀のことが気になって久々に手紙を送ってみたよ。当時は家業や進路で悩んでいたのに付き合ってもらっちゃって悪かったね。でも、美由紀に案内してもらった加賀の祇園とかガラス細工の工房とかすごく楽しくて、今でも印象に残っているよ。美由紀は東京の大学に進学したんだよね。その後はどうしていたのかな。きっと、あのとき以上に浴衣の似合う美人になっているんだろうね。今度、近況を聞かせてね。一緒に花火を見られることを願っているよ。それじゃあ、また。
06
るりかへ

久しぶり、るりか。あの頃のキミはいつも元気だったけど、きっと今も変わらないんだろうな。それとも意外と落ち着いちゃってたりして? う~ん、ごめん。落ち着いたるりかは想像できないな(笑)。るりかは演劇に興味があったようだけど、今はなにをやっているのかな。お兄さんの紅一さんは元気? いろいろ近況が気になるな。まぁ人気者のるりかのことだから、相変わらず楽しくやっていると思うけど。今度、久々に会おうね。それじゃあ!
07
若菜へ

若菜、久しぶり。ボクだよ。連絡するのが久しぶりになっちゃったけど、楽しくやってる? あの頃は若菜のお爺さんに怯えながらデートしてたね。いつも若菜の家に電話をするときはドキドキしてたよ(笑)。今だったら、LINEとかでこっそり連絡できるのにね。あの頃のキミは特別扱いされることをさみしく思っていたね。でも、それはキミの優しさだと思う。きっと今では幸せな毎日を送っているんだろうなぁ。今度、これまでの話をゆっくり聞かせてもらいたい。また京都に行くよ。じゃあね。
08
夏穂へ

夏穂、キミの作ったお好み焼きが久しぶりに食べたいよ……。あ、ごめんごめん。ボクだよ。元気にやってるかい? ずいぶん、ご無沙汰になっちゃったね。でも、あの頃のボクは夏穂が走る姿を見るのが大好きだったんだ。今でもスポーツは続けているのかな。夏穂は面倒見がいいから、インストラクターとか似合いそうだなぁ。あれ? もしかして、当たってる? ボクも年を取って最近はちょっと不健康気味だから、久しぶりに夏穂に特訓してもらいたいな(笑)。また、いっしょに走ろうか。今度連絡するよ。じゃあ!
09
真奈美へ

真奈美、久しぶり。ボクだよ。ふと思い立って、手紙を送ってみた。キミは動物が好きな優しい女の子だったね。そんなキミを見てボクも優しい気持ちになれたよ。あの頃のキミはちょっと体が弱くて心配だった。でも、今はきっと元気に暮らしているんだろうね。動物たちも一緒かな? 都会は喧騒が多くて、真奈美と過ごしたあの時間が恋しくなるよ。そうだ。久しぶりにふたりでバードウォッチングをしようか。また連絡するよ。じゃ。
10
優へ

優……。夜空に星を見るたびに、キミのことを思い出していたよ。きっとどこかで空を見上げて、同じ星を見ているんだろうなって。それだけでボクは満足だったんだけど、久しぶりに手紙を書いてみることにした。優は今なにをしているのかな。きっとあの頃と変わらずに、自由に旅を続けているんだろうね。そうだ。今度、またいっしょに星を見に行こうよ。きっとふたりなら楽しいと思うんだ。じゃあ、またね。
11
千恵へ

千恵、元気か? しばらく連絡できなくてごめんよ。でも、ちゃんとCD買ってるぞ(笑)。本当はライブにも行きたいんだけどな。千恵のバンドが人気になりすぎて、なかなかチケットが取れないんだよ。でもサウザンブラックのメンバーや弟の慎吾……それになんといってもお前に会いたいし、今度福岡まで行こうと思う。豚骨ラーメンが食べたいんだよね……って、あれ? ぜんぜんデートっぽくないな(苦笑)。でも千恵の顔が見たいのはホント。連絡するからさ。お酒でも飲もうよ。じゃあ、また。
12
晶へ

晶、久しぶり。ずいぶん連絡できなくてごめんね。怒ってる? 怒ってるよね? ごめん! でもボク、晶の困った顔を見るのがじつは好きだったんだよね。今だから白状するけど、晶に困った顔で「もう、しょうがないわね」って言われるのが心地よかったんだ。ハハハ……。相変わらずヴァイオリン、がんばってるみたいだね。ウワサはよく耳にするよ。きっと仕事で忙しいんだろうけど、久しぶりに会いたいな。ボクもちょっとは成長したところを見せられると思うんだ。結局、あの頃みたいにボクが晶にエスコートされちゃうんだろうけどね。また、連絡するよ。じゃあ。


……というわけで、12人へのラブレター企画をお届けしました。20年前のギャルゲーヒロインに贈るメッセージなんて、最初は書けるかどうかわからなかったのですが、実際に進めてみると驚くほどスラスラと完成してビックリ。

どうやら自分の『センチ』への愛はまったく変わっていなかったようです。「センチ20thプロジェクト」のツイート、「あなたに、会いたい…」に対して、胸を張って「ボクも会いたい」と答えることができそうです。

『センチメンタルグラフティ』に乾杯!

テキスト:カワチ(Makoto Kawachi) 1981年生まれ。ライター。ビジュアルノベルに目がないと公言するが、本当は肌色が多ければなんでもいい系のビンビン♂ライター。女性声優とセクシー女優が大好き。
ツイッターアカウント→カワチ@kawapi