『Star Wars バトルフロントII』をやらないなんてもったいない! 原作ファン感涙必至、最高のごっこ遊びが再び! 【hororoのこってり洋ゲー専科/第2回】
宇宙っていうものは未知数であるがゆえに自由な空間で、宇宙人がいてもいいし、古代人が残した謎の建造物があったっていい。太陽系がじつは超巨大な生物の細胞の一個かもしれないっていう説も、俺は大好きだ。それほどにクリエイティブで、だからこそ宇宙をモチーフにした作品は数多い。この洋ゲーコラムでも、宇宙を舞台にした作品を取り上げる機会は今後増えていくだろう。なんてったって俺が好きだからね、宇宙サイコー!
ということで、こんにちはスペースボーイズ。hororoだよ。今回洋ゲーコラムで取り上げるのは、2017年11月17日にエレクトロニック・アーツから発売された『Star Wars バトルフロントII』!

タイトルからわかるとおり、スペースオペラの金字塔「スター・ウォーズ」シリーズを題材にした作品。「スペースオペラ」っていうのはSFのジャンルのひとつで、宇宙冒険活劇ものだと思ってもらえばいい。小難しい理論とか現象はとりあえず脇に置いといて、ビームやら宇宙船やらがド派手に画面を埋め尽くす、あの感じをイメージしてくれれば問題ない(※たぶん厳密に定義するともっと詳しく細かくアレコレあるんだろうけど、わかりやすさ優先ということで許してほしい)。

ちなみに、まったく関係ないけど、俺はしばらくSFのことをスペースファンタジーだと思っていた。近頃はあえてスペースファンタジーと謳う作品もあるみたいだから、時代が俺に追いついたのかもしれない。
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さて、そろそろゲームの話をしよう。『Star Wars バトルフロントII』は、「スター・ウォーズ」世界の一般兵士やヒーローとして、この世界の戦場を楽しめるアクションシューターである。開発は『バトルフィールド』シリーズで有名なDICEがマルチプレイ部分を、Motive Studiosがキャンペーン部分を、Criterion Gamesがビークル(乗り物)周りを担当するという、日本ではあまり見かけない分担式。非常にややこしいことに、昔にも同名のタイトルが同社から別スタジオ開発で発売されていたのだが、今回触れるのは昨年11月リリースの「DICE版」である。

もちろん、このゲームは原作を知らずとも楽しめる仕上がりではあるが、今回はファン目線でどこが素晴らしかったかを紹介していくつもり。ただ、あまり「スター・ウォーズ」世界の解説などは挟まないつもりなので悪しからず。ここは正直迷ったのだが、逐一説明を挟むと文章がめちゃくちゃ長くなってしまうのだ。

なので、失礼を承知で言わせてもらうと、コラムを読んでいて「コイツ何言ってるのかわかんねーよ!」となったら、ぜひ原作の映画などを見て知識を蓄え、再度読んでみてもらえたら嬉しいな(……おそらく、このコラムに辿り着いたあなたはすでに、フォースの力に魅了されていることかとは思うけど)。

なお、本作には「エピソードⅥ」と「エピソードⅦ」の間の時期を描いたキャンペーンモードが存在する。もちろんこっちもバツグンにおもしろいのだが……あえて今回は、俺が感動した「スター・ウォーズ」としての絵作りについて紐解いてみたい。

■原作の雰囲気をとても大事にしている、ファンだからこそ楽しめるゲーム

前作の『Star Wars バトルフロント』に引き続き、俺がこのシリーズを気に入っている理由がコレ。おそらく開発スタッフに重度の「スター・ウォーズ」ファンがいるのは間違いない……というか、同作の人気を考えればいないほうがおかしいレベル。それほどまでに、細部まで異常なこだわりが詰め込まれているのだ。
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まず、個人的に感動を覚えたエピソードを語らせてほしい。前作では、プレイヤーが扱う兵士の見た目(主にフェイスパターン)を変えることができた。これはレジスタンス側はもちろん、帝国側も同じで、発売当初は素顔をさらしたストームトルーパーが、それはもうたくさんいたものだ。それを見たときの俺の心情がわかるだろうか?

ストームトルーパーは完全武装してこそのストームトルーパー。「エピソードⅦ」のフィンは例外的に素顔をさらしたが、彼は物語の主要人物であり、“ストームトルーパーからの脱却”を描かれるキャラだからこそ顔が出ているのであって、基本的には「ストームトルーパーはヘルメットを取るべからず!」なのだ(かのキャプテン・ファズマも言っているじゃないか)! そう思った俺は「戦場の雰囲気が台無しだ!」と、この仕様に内心ガッカリしていた……。

しかし、後日アップデートでストームトルーパーは強制的にヘルメットをかぶることに! これによって戦場の“スターウォーズ感”は息を吹き返し、俺はニッコリ。「あっ、この開発はわかってるな」と思ったわけだ。誤解しないで欲しいんだけど、俺はカスタマイズ要素を否定しているわけじゃない。むしろ俺はキャラカスタマイズは基本的に大好きな人間なのだ。それでも「スター・ウォーズ」ファンとしては、ストームトルーパーは個でなく群であってほしかった。そこに……ストームトルーパーに素顔はいらないのだ。 白い装甲服の兵隊が、ブラスターを乱射しながら(しかもその多くが当たらずに)攻めてくる戦場。このビジュアルこそ、俺が求めていたもの。この変更に喜んだ俺は、ストームトルーパーを使うとき、満面の笑みで反乱同盟軍のブラスターの餌食になっていった。
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そして続編となる本作では、プレイヤーの見た目のカスタマイズ要素を封印。潔い……。一応クラスごとに容姿は異なるが、それでも全体の統一感は図られており、しっかり2つの陣営が戦っているビジュアルが自然と作られるという寸法だ。一方で、反乱同盟軍やレジスタンスは多種多様な種族が集まっている組織なので、こちらのみビジュアルカスタマイズが残っていてもいいんじゃないと思ったのも、またワガママなファン心理なんだけどね。

トワイレックとか、クォレン、ザブラクなどが使えたことだけは、間違いなく前作のほうが優れていたと思う。ぜひ本作でもアップデートで追加してほしい。ちなみに俺はモン・カラマリが好きだ。かつて存在した「スター・ウォーズ」のMMORPGでも、モン・カラマリのキャラクターで遊んでいたのだが、それはまた別のお話……。
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ところで、俺が“ファンだからこそ楽しめる”という言い方をしたのには、実は理由がある。というのも、前作も本作も評価が大きく真っ二つに分かれているからだ。俺は前作も本作も心から楽しんでいる一方で、あまり面白くなかったという評価も知人から聞いたことがある。めちゃくちゃ楽しんでいた俺は悔しくて、その理由を真剣に考えてみた。その答えとしてたどり着いたのが“見ている風景が違う”ということだ。

もちろん、物理的に見えている映像のことじゃない。俺は別にトリップしてるわけじゃないし、彼が間違えて旧『Star Wars バトルフロント』をプレイしていたわけでもない(※旧シリーズも名作だよ!? そこは誤解なきように!)。違ったのは、新しい「スター・ウォーズ」ゲームとして見ていた俺と、『バトルフィールド』のスタジオが作る新作シューターとして見ていた人との視点の違いなのだ。

これぞ『バトルフィールド』シリーズを手がけたDICEだからこそ起こってしまった不運。正直『Star Wars バトルフロント』を、外観が「スター・ウォーズ」になっただけの『バトルフィールド』の新作だと思って入ってきたシューターファンが多かった印象すらあるからね。

つまり本作は“「スター・ウォーズ」の世界で遊ぶシューター”ではなく、“FPS/TPS視点で遊ぶ「スター・ウォーズ」ゲーム”だということを認識するかどうかで、面白さが変わる……俺はそう認識している。この2つ、具体的に何が違うかわかるかな……。簡単にいうと、本作は「スター・ウォーズ」の世界観を再現することかなりの比重が置かれている。つまり、その再現のためには、シューターのセオリーから外れることもあるわけで。
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この意識の差を顕著に感じたのが、惑星ホスのマップ。映画を見ればわかるが、ホスの地形は大きな起伏はあれど、厳しい環境ゆえに現地住人もおらず、建築物などほぼ建っていない。これの地形をシューターのマップとして見た場合、どうなるかわかるだろうか?

そう、見晴らしがいいホスは、まさに「スナイパー天国」なのである。基本的にFPSでは、スナイパーは遠距離から一方的な狙撃で相手をキルできるため、嫌われがちな側面がある。そこで一般的なシューターゲームでは、スナイパーが有利になりすぎないように建物を点在させて見晴らしを悪くしたり、狭いマップにしてスナイパーがあまり距離を取れないような対策が施される。

しかし本作ではホスを、多少の起伏や塹壕はあれど、基地外部は大きく開けた雪原地帯のままにした。なぜか? 映画で出てきたホスの地形がそうだったからに他ならない。

ファン目線でいえば、映画で見た場所をそのまま歩けることに感動するし、そこで実際に戦うことによって、まるで映画の中に入り込んだような没入感を味わえる。雪原をゆっくり進軍するAT-ATの威圧感。そのAT-ATにワイヤーをひっかけようとするスノースピーダーなど、感動どころは山ほどあるのだ。

しかしこれが、スナイパー対策をして建物をみだらに立てた雪原ステージだったとしたら、ホスと言われてもピンとこないだろうし、俺もゲンナリだ。ホスは『Star Wars バトルフロントII』でも登場しているが、基本的な構造はやはり前作を引き継いでいる。つまり、「スター・ウォーズ」としてはコレが正解なのだ。
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では、まったくゲームバランスを意識していないかというと、そんなことはない。スナイパーの例でいえば、オブジェクトルール(敵を倒すのではなく、目標を確保することを目的とする)を採用して戦場をどんどん移動させることで、スナイパーの強みを打ち消している。もちろん開けたマップである以上、スナイパーが強力であることには違いない。

だが、スナイパーの強みは遠距離からの狙撃であり、それを行うことでそのチームでは“前線に出る人数が減る”ということが重要だ。これは非常に大事なことで、前線の押し引きが中心となるオブジェクトルールではチームへの貢献が難しくなる要因となる。まれに近距離でスナイパーライフルを使いこなす明らかにヤバイ奴らもいるが、彼らはフォース感応者に違いないので、潔く死を受け入れよう。

まあ防衛側だとスナイパーは普通に強いのだが、待ち受けてる側が地の利を得ているのは戦場としては当たり前だし、狙撃をかい潜って敵の拠点に肉薄するシチュエーションは熱いので、これはこれで楽しい。ホスでいえば、侵攻するAT-ATを操作して援護射撃や爆撃もできるので、そういう意味では五分五分といえるのではなかろうか。

……というように、徹底的に世界観を反映した作りをしているがゆえに、フェアな環境で争うことをたいへん好むシューターファンからは受けが悪かった……というのが俺の結論。俺からすれば、圧倒的な軍事力を持つ帝国がちょっと有利でも「この帝国に攻められる絶望感が逆に興奮する」とか思うし、エンドアの森でストームトルーパーが白い装甲服で目立つのに反乱同盟軍は迷彩服を着ていて視認しにくい問題も「それっぽいな、よし!」で済むんだけどね。

だって迷彩柄のストームトルーパーなんて見たくないし、逆に反乱同盟軍が真っ赤な目立つ服着てても「何してんの?」って思うでしょ? 良くも悪くも、「スター・ウォーズ」ファン向けの作品であることは否めないし、それでいいと思うというのが俺の本心だ。

■「スター・ウォーズ」世界の戦闘をそのまま体験しているかのような臨場感

ピュウッ、ピュピュウッ……!「スター・ウォーズ」ならではのブラスター音を口真似したことは誰でもある体験だ(断言)。まあ百歩譲ってブラスター音はなくとも、「コォー、パァーッ」というダース・ベイダーの呼吸音を真似したことはあるハズ。ちなみに、「シュー、コー」や「コォー、ホー」と表現するのは初心者(持論)。俺としては、ダース・ベイダーの呼吸音としてはやはり「コォー、パァーッ」を推したいのである。とにかく、それだけ「スター・ウォーズ」の音は特徴的ってこと。そしてブラスターは、現実の銃とは違い、弾が視認できる。緑や赤色のレーザーが飛び交う戦場は、一目見ただけで「スター・ウォーズ」の戦場だと理解できるのは間違いないだろう。
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最大40人が参加できる「ギャラクティックアサルト」というモードでは、使用できるのは兵士だけでなく、さまざまなビークルを扱える。スターファイターに乗って地上爆撃をしたり(慣れてないと地面に墜落するが……)、AT-STやスピーダー・バイクといった、映画でもおなじみの兵器に搭乗することだって可能だ。また、ヨーダやダース・モールといった「スター・ウォーズ」のキャラクターを使って戦うこともできる。

一般的な兵士以外を使う場合は、敵を倒したり目標を確保したりすることで獲得できるバトルポイント(BP)を消費しなければならない。強力な兵器やキャラクターたちほど必要なBPは多くなるため、序盤からジェダイやシスが乱舞するような、シス大戦めいた戦場にはならないので安心してほしい。かつ、キャラクターや兵器には同時に出撃できる最大数が設定されているため、ヨーダ祭りやAT-ATの大進撃ということもできない。ゲームバランス的な面もあるが、世界観を大事にしているからこその仕様であろう。
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もちろん、ジェダイやシスといったライトセーバーの使い手たち以外にも、ハン・ソロやチューバッカ、ボバ・フェットといった宇宙の名うてのならず者や賞金稼ぎも参加している。まあ不満点としては、せっかくエピソードⅠ~Ⅶまで広くカバーしているにも関わらず、参加ヒーローがほとんどⅣ~Ⅵの人物だということくらい。まあ前作で作ったCGモデルがあるという点で、その辺が有利だったことは想像できるが、この点に関しては今後のDLCなどに期待している。

個人的にはグリーヴァス将軍やキット・フィストーなどを使いたいな。キャド・ベインとか使えたら最高なんだけど、アイツは映画には出てないから望み薄か……。

ちなみに、本作はマップに合わせて両軍の兵士の姿が変わるのも特徴だ。例えばカミーノだったら、「エピソードⅡ」基準でクローン軍対ドロイド軍に、タコダナだったらレジスタンス対ファースト・オーダーに、といった具合だ。

これは演出上非常に素晴らしいと褒め称えたいところだけれども、ヒーローにこれが適用されないのが個人的には残念。つまり、タコダナの戦いにダース・モールが参戦したりするわけだ。ヒーローまでこの枠に当てはめると、マップごとに使えるヒーローの数が少なくなってしまうことを避けた形だと思うが、ファンとしてはそこまで突っ走って欲しかった……。

ただ、一応考えてはいるようで、戦場の時代に合ったヒーローの場合、使用時に必要なBPがやや少なくて済むという調整がされている。基本的にマップに合ったヒーローが出やすくはしているようだ。DLCでヒーローが増えたら、ヒーローの時代も合わせてくれないかなあ。

もちろん、原作で叶わなかった夢の対決を願う層もいるだろう。でも、そちらは「ヒーローVSヴィラン」という、キャラクターのみ使用できるモードで実現できるのだから、個人的にはやっぱり時代準拠のヒーローだけだったらと思わずにはいられないのだ。
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もうひとつ「スター・ウォーズ」と切っては切り離せないのが、多種多様なスターシップ&スターファイターが入り乱れるドッグファイト! ディ●ニーランドに行ってはスター・ツアーズだけを繰り返し乗りまくっていたのは、おそらく俺だけではないはず。障害物のスキマを塗いながら戦ったり、スターデストロイヤーの弾幕をかいくぐったりするシーンは手に汗握らずには見られない。本作では、そのスターファイターのパイロットの気持ちをじかに味わうことができるんだから、コレをやらずして何をやるというのか!?

実際プレイすると、周囲のデブリに衝突しないように操縦しつつ、かつ敵と戦うというのは並々ならぬ集中力が要求されることがわかるはずだ。ミレニアム・ファルコンの巨体で構造物の中をすり抜けていくソロの腕前が、ちょっと理解しがたいことも実感できるので、頑張ってBPを溜め、ぜひミレニアム・ファルコンで構造物の中に突っ込んでみてほしい。あの人、マジで頭おかしいってわかるから。
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ちなみに、ゲーム的には3人称視点でのプレイのほうがプレイしやすいが、個人的には1人称視点……つまりコックピット視点でのプレイをオススメしたい。視界がかなり制限されるため、周囲の状況を捉えにくくなり、デブリや地形に衝突する恐怖が跳ね上がる! つまり、これ以上ない臨場感を味わえるので、操作になれたらぜひ試してみて欲しい。衝突させる気マンマンだな! といわんばかりのデブリが浮くマップでやるのが最高!

追ってくる敵をデブリ帯を利用して撒くことができたら、キミもエースパイロットの仲間入りだ。追手がデブリにぶつかって自滅したときなんかは、もう笑いが止まらないぜっ!

■細部にも手を抜かない! マニア垂涎の細かいこだわりがヤバイ

「スター・ウォーズ」は、映画で登場したものには、どんなものであっても名前や設定がほとんど付いている。その世界観の濃さこそ魅力なわけだが、「普通の人はここまで見ねぇよ!」というとこまでこだわり抜いているのが本作。DICEは、やはり熱狂的なファン集団に違いない。一通りマップを見たが、おそらくモス・アイズリーの街が開発スタッフの熱意の象徴といえるだろう。ああ、モス・アイズリーと聞いて「エピソードⅣ」に登場したタトゥイーンの街ねと瞬時に至らなければ、ここからの話はちょっと難解かもしれない。
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まず外せないのは、劇中に名前は出ないものの、その印象的なビジュアルとなんだかノリノリの音楽で記憶に鮮明に焼きついているエイリアンバンドこと、“フィグリン・ダンとモーダル・ノーズ”。本作のモス・アイズリーは戦場なので生身ではないものの、ホログラムとしてカンティーナで出会うことができる。インセクト・ドロイドとして知られるプロトコルドロイドが打ち捨てられているのもタトゥイーンらしい。ゴンク・ドロイドの愛称で愛されているパワードロイドも、いつもどおり愛嬌を振りまいているので要チェックだ。
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バンサやロント、デューバックといった有名なタトゥイーンの動物の数々も確認できる。正直、帝国軍側のときはデューバック・トルーパーがいてもいいのではないか。ホスだとトーントーンに乗れるだけに、非常に残念である。デューバック、みんな乗りたいよね? ほかにも、シードの宮殿にアミダラ女王の写真があったり、エンドアではイウォークが走り回っていたりと、細かい発見がたくさんあるので、ぜひ探してみてほしい。

スターファイターについても同様に、機体のバージョン違いによる微妙な差も再現している。具体的には帝国のTIEファイターと、ファースト・オーダーのTIEファイターがわかりやすい。帝国のTIEファイターは、生産性を重視して脱出ポッドやシールドなど、パイロットの生存を高めるために必要な機能をすべて排除したというのは有名な話。一方でファースト・オーダーはパイロットを重要な資源と認識していたので、ファースト・オーダーのTIEファイターにはシールドがついている。そんな設定が、ゲームでもバッチリ反映されているのだ。俺はもうニッコニコだよ。

このように、コアなファンでもない限り気にしないような部分まで作り込んでいるのは、ひとえに「スター・ウォーズ」への愛があるからではないだろうか。2017年に映画の最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」が公開されただけあって、ファンの心は今なお最高潮。そのため注目を集めやすかったのか、ルートボックス絡みで悪い方向に話題になってしまった側面もある本作だが、それを理由に手に取らないのはもったいなさすぎる!

「最後のジェダイ」に合わせてしっかりとアップデートも当たっていて、映画で出てきた惑星クレイトでの攻防や、フィンやキャプテン・ファズマといったヒーローも追加されている。戦場の全体像はもちろん、隅々まで見ても感動があることは、今回のコラムを読んでくれた方には伝わったと思う。とにかく「スター・ウォーズ」の世界観が好き! という人には、自信を持ってオススメできる一作なのである。

長文になってしまったが、そこだけは絶対にお伝えしたかった。

では、俺はまた銀河での戦いに戻るよ。“May the force be with you!”
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テキスト:hororo 洋ゲー的なバタ臭いデザインが好きなゲームライター。特に獣人とか、いいよね。暇なときはミニチュアゲームのミニチュアを塗っていたりする。将来の夢は不老不死。

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