中裕司氏がセガハードの黎明期や自身が手掛けたタイトルについて熱く語った。第5回ゲームビジネスアーカイブをリポート
2018年6月27日、東京・東銀座にあるカドカワセミナールームにて、“ゲームビジネスアーカイブ”の第5回が開催された。5回目となる今回は、メガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』といった人気タイトル開発の中心人物である元セガの中裕司氏が登場。これまでに手掛けたタイトルについてや、セガ家庭用ゲーム機の黎明期についての貴重なエピソードを披露してくれた。ここでは、その模様をお届けしよう。2018-07-02 18:00
中裕司さんが自らの略歴を語った機会といえば、ゲームセンターCXのスタッフが制作したDVD「THEゲームメーカー・セガ編」に収録されたインタビュー映像がまず浮かぶが、このレポート記事もなかなかに興味深い。
指示される前から自分でどんどん先行して制作していたという、先立つアイデアと目標、それを実現してしまう技術力、行動力、それが高いクオリティであることから実際に採用されていったという流れには、本当に驚かされる。
次々飛び出す貴重な逸話の数々は、まさにゲームの歴史の証人による証言にほかならない。