魔法といえば「花火」と「甲子園」。そんな世代です。未だに甲子園をしつこつ続けているところがかっこいい。個人的な甲子園ベストゲームはMobageの「栄冠へのキセキ」（DeNA内製）とPC9801の「栄冠は君に」(アートディンク）です。どちらもシステムの完成度が素晴らしく高い。

甲子園というテーマは三年間（延長不可）、限られたリソース（ヒーロー少なく後はどんぐり）で、決まったルーチン（変更不可）の試合に出るという。”制限だらけ”のモチーフです。ゲームにしやすそうですが、逆説的に言うとシンプルな分デザインの腕が問われると思います。

極端な話、甲子園の名作を作れるディレクターには安心してゲームシステムのデザインを任せられる可能性が高いかも知れませんね。

ゲームデザイナーを育成するときに甲子園をモチーフに何かをつくれというテーマを与えると良い勉強になると思います。

余談ですが前述の「栄冠へのキセキ」はハマり過ぎて全国2位まで行ったことがあります。その時期に本作を作られた馬場さんと対談した記事。
http://app.famitsu.com/20140402_345196/