オンラインゲームのスペシャリストでフリーコンサルタントのテュート・ワイデマン氏による“欧米で日本のゲームを成功させる方法”というセッションのまとめ記事。

・日本と欧米諸国には、ユーザーやゲームメカニクスなどに大きな違いがあるため、日本のタイトルが世界レベルの成功をおさめるにはこの違いを理解し、欧米のニーズに寄せていくことが重要。
・日本のユーザーはPvP（対人戦）よりPvE（対AI戦）を好む。これは欧米でも同じ傾向で、約60％を占める35歳以上のユーザーはPvEのほうが好き。
・日本では縦画面で遊ぶスマホゲームが多いが、欧米では横画面で遊ぶゲームのほうがポピュラー。
・欧米のユーザーの傾向として、課金プレイをズルいと考えており、ガチャシステムを不公平と捉えている。

記事内では『パズドラ』と『ポケモン』が比較されていたり、『パズドラ』が欧米でより大きな成功を得るための方法論が列挙されたりしていて興味深いです。「強力なモンスターを得るために、ガチャ以外の手段も用意すること」や「マルチプレイを可能にすること」など、いくつかの要素は満たしてきているけど……更なるブレイクはあるのか？

欧米で成功させるためには「パズドラをポケモンみたいにすれば良い」って浅すぎるだろ。

思った以上に雑な結論だった。
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言い換えると、『ポケットモンスター』のようなゲームデザインに近づければいい、ということになるのだそう。なんだか、身も蓋もない結論に思えるが、欧米諸国でもっとも成功した日本のタイトルが『ポケモン』であり、上記の『パズドラ』になくて『ポケモン』にあるものが、欧米で成功するための重要な要素なのだとワイデマン氏は述べ、セッションを締めくくった。

「欧米で日本のゲームをもっと成功させる方法」の結論がポケモンって、じゃあロボットポンコッツを海外でローカライズしたらバカ売れするんかいっ！

元記事のファミ通の方でもコメントがヒートアップしてますが、この手の「外国人から見た日本ゲームの改善点」って、納得できる部分もあれば、ピント外れに感じる部分もありますよね。日本のゲームメーカーには欧米ユーザーのトレンドはトレンドとしておさえつつ、根っこは自分たちの得意とする分野で挑戦して欲しいものです。

こうすれば売れる、ヒットするという観点より、新しい需要を作り出せるゲームの方が凄いなぁと思います。
実際ポケモンＧＯは今までスマホゲーをやらなかった人も周りで沢山プレイしていて驚くばかりです。