ゲームを語るうえで欠かすことのできないもの……それは“音楽”。これまで数々の名曲ゲームサウンドが、プレイヤーに大きな感動を与えてきたことは誰もが認めるところだろう。ここでは、そんなゲームサウンドを生み出すサウンドコンポーザーたちの生の声を、音楽をテーマに取り上げたiPod向けのゲーム『ソングサマナー 歌われぬ戦士の旋律』やヘビーメタルをテーマにしたバラエティ番組『ヘビメタさん』などをプロデュースし、自身も私生活でバンド活動を行っているゲームDJの安藤武博が切り取っていく。
注目のコメント
岡部啓一さんとの対談。後編はヨコオタロウさん齊藤陽介さん岩崎拓矢さんなど氏が組んだパートナーとのお話やMONACAのこれからなど。ぜひご覧ください。
前編から通して、音楽でも絵でも、頭の中にあるイメージを具現化させる形が音楽であるか絵であるかということが違ってるぐらいで、クリエイターのスタンスというのは共通する部分が多いのだと改めて感じつつ、ところどころ自分の立場にも置き換えながら、大変興味深く読ませていただきました。
常に好奇心を持って、「いいな!」と感じた他の人の作品をはじめ、日常で見聞きする様々な刺激へのアンテナを張り続けることと、チャンスがいつ巡ってきても逃さず活かせるように、たとえ他と比べて劣等感を感じても壁だとは思わずに自分を信じて描き続けることは意識してるつもり。
……チャンス、お待ちしてます(笑)
前編にあった“職業作家”という点では、イラストの場合でも、依頼を受ける時には大まかな設定やイメージを伝えてはいただくものの、ただそれを単純に再現するだけではなく、最終的にはその内容を元に、改めて私の中でイメージを試行錯誤しながら膨らませる段階を経て描き上げるわけで。
いただいた依頼の意図を汲み取りながら、もちろん私自身の作品としての自己表現の範疇は残しながらも「きっと私はこういう世界を表現するべきなのだろう、そうすることで元々の作品が引き立つに違いない」といった、作品をより魅力的にするためのお手伝いをさせていただいているのかなぁと思ってます。
それが結果としてに依頼主の方から「イメージ通りです!」なんて言っていただけると、もぅ本当にとっても嬉しいんです!
『NieR:Automata』や『シノアリス』などの音楽を手掛けたMONACAのサウンドクリエイター・岡部啓一さんと、ゲームDJの対談記事・後編! 仕事に対するスタンスやヨコオタロウさんをはじめとするクリエイターたちとの関わりによって生まれる“熱”など、クリエイターを目指す人には必見の内容になっています。