アークシステムワークスとフライハイワークス。コンシューマのダウンロードゲームの開拓者たる2つのメーカーから、キーマンを招いての対談企画。後編となる今回は、お2人のクリエイティブへのこだわりなどをお聞かせいただきます。
注目のコメント
今年の東京ゲームショウで、あちこちのネット中継に流れるコメントを見ていて率直に感じるのが、過去には散見されていたような「特定のゲームハード(プラットフォーム)を推したいがあまりに、他を批判したがる人」が明らかに減ったのではないか、ということ。
居なくなったとは言わないけれど、こちらの対談にあるように、ゲームの世界、ユーザーのゲームに対する認識が変わってきているのかなぁと感じるところでもあり、どのハードだろうがスマホだろうが、面白いものは面白いと、ゲーム性を認めて評価するコメントが多く、ゲームの評価をするのにプラットフォームの先入観にとらわれないユーザーが増えたのではなかろうか、という印象を受けた。
一時期のゲーム市場ではいわゆる一部のAAAタイトルばかりが注目を集めていて、そういったタイトルをいかに遊べるかというプラットフォーム中心の評価が多かったが、昨今はマルチプラットフォームの幅が広がったことに加えて、やはり、インディーズを含めたダウンロードゲームの隆盛によって、注目を集めるゲームのバリエーションが広がったことにより、ユーザーの“目が肥えた”とでも言うべきか、ユーザーの注目は今や、ハードの性能から、ゲームソフトの内容自体に向けられるようになったのではないかと見ている。
ハードのメーカーなどにとっては、各々の個性を押し出してユーザーに選んでもらうための苦労がさらに増すこととは思うが、個人的には非常に好ましい傾向だと思うし、ゲームのバリエーションという点で、それが面白いものであるならば、ダウンロードゲームには是非とも頑張っていただきたく、応援をしていきたい。
アーク×フライハイのキーマン対談後編! ライバルはスマホ? ローカライズへのこだわりは? Dlゲームって値段設定が安すぎない!? 気になるトークテーマがたっぷり語られていますので必読です。