どうも、酒缶です！　ゲームコレクターの酒缶です！　「ゲームコレクター・酒缶が積みゲー討伐するってよ（略称：ツミとバツ）」、略して「ゲームコレクター・酒缶のツミとバツコラム」の始まりです。

第1回目のコラムはコチラ→『ポケモンとピカチュウ』
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1年に及ぶ選挙戦が終わり、アメリカの次期大統領が決まりました。

アメリカ大統領選挙って大変なんですよね。日本の選挙は告示から約1カ月くらいで結果が出ますし、そもそも日本は大統領制じゃないのでピンと来ませんけど、国中の被選挙権がある人全員が一人の大統領を決めるために選挙を行うわけですから、大変じゃないわけがありません。しかも、日本よりも何倍も広大な土地を持つアメリカですから、全国を移動するだけでも大変な労力です。

大統領選自体は半年くらいの期間なんですけど、アメリカには共和党と民主党の2大政党があって、それぞれの党で予備選を行って独自の大統領候補を選出するため、最終的に候補になっている2人と、そのブレーンたちに関しては約1年間も頑張り続けていたわけですね。全国各地を一人一人の候補者が全部を回っているわけではないですけど、とにかく日本の選挙と比較してアメリカの大統領選挙がとてつもなく大変なことなのはわかるかと。

ボクも経験したんですけど、予備選の時点ではたくさんの人が大統領候補として名乗りを上げるんですけど、その段階から党の代表になるまでが大変なんですよ。

まぁ、ボクが経験したのはゲームの話ですが。それにしてもファミコンの『アメリカ大統領選挙』って、1988年のタイトルなのに、女性候補がいたり（他国の元首相に似てるけど）、黒人候補がいたりとやたらと先進的なんですよ。リアルな大統領選挙もこの例に倣っていくと、次回あたりは日系人も有力候補に上がってきたりするんじゃないですか？

そんなアメリカ大統領選挙が終わり、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に決まりました。そこでちょっと思い当ることがあったため、早速、ドナルド氏に会いに行ってみたのですが……。

ここから先に進むのは大人の事情でいろいろと危険な気がしたので立ち止まりましたけど、この周辺にはコイルやビリリダマがたくさんいたため、おかげさまで一気にレベル14まで上げることが出来たことを、ここにご報告しておきます。ええ、『ポケモンGO』の話ですよ。

でも、一応、ドナルドさんを見つけることには成功したんですよ。ほら、この人を。

日本国内のマスコミ報道がヒラリー・クリントン氏優勢で偏っていたため、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に決まったあたりから、報道番組の論調がおかしくなってしまっているようですが、アメリカ国内でも選挙が終わってなお大衆の意見がわかれているようで、本当に大変なようですね。

アメリカが大変なことになっているのであれば、同盟国の日本が何かをしてあげなくてはなりません。よし、アメリカに行きましょう。みんなでアメリカに行きましょう。確かこの人に頼めば、アメリカに行きたい人をたくさん集めてくれたような気がするんだよなぁ……。

はい。どんなことをしても行きたいです。バツゲームだって怖くないし。

アメリカ……おもにニューヨーク……に行きたい人が球場いっぱいに集まりました。しかし、アメリカに行くことはそんなに容易なことではありません。ボクらにはとてつもない試練が待っているのです。はてさてどれだけの人がアメリカにたどり着けることでしょうか。

まだ日本国内から出ていない内から、折角集まった3万人近い精鋭たちが、一気に100人まで絞られてしまいます。たった2つの選択肢から、どちらかを選ぶという究極の選択。しかし、1度でも間違えてしまうとそこで退場。知識があればそれなりに何とかなるところですが、知らない設問が出てくると、必死に食らいつこうと頑張るモノの、知識がなければ一気に究極の2択問題となり、よほどの頑張りを見せないと失格になってしまいます。

敗者復活でどうにか102人の精鋭に潜り込むことに成功するも、試練はまだまだ続きます。今度は相手がいる中で行われる、運に左右される究極の3択。例えばですよ。例えば、人の可能性を気力、体力、時の運の3つに絞って考えたとしたら、この試練はまさに時の運なのではないでしょうか。事前に答えがわかるわけではないので、相手の出方を見ながらパターンを把握していく。そんな戦法を使わないと先に進むことはできません。

どうにか日本を脱出するモノの、まだまだ試練は続きます。賢くなければアメリカに行くことはできません。飛行機の中でも勉強を強いられます。そして、ついにグアム……あれ？　ここでも大統領選が繰り広げたのかな？？　よくわかりませんがとりあえずグアム。ここさえ突破できれば、あとはアメリカ本土まで一気に行けることでしょう。多分。さぁ、グアムに降り立つことができるのでしょうか。

残念。気力も体力も時の運も持っていたはずなのですが、それ以前に知識がなかったせいで、グアムにさえもたどり着けませんでした。ボクはアメリカを救うことができませんでした。残念です。他の人たちがアメリカにたどり着いたかどうかも分かりませんけど、少なくともボクはダメでした。無念です。

日本に戻り、悔しくて地面を涙で濡らしていると、突然救いの神が現れました。ボクのアメリカを救いたい気持ちが神に通じたのでしょうか。とある神が、アメリカに向かってくれました。

あっ、アメリカに上陸したはずの仲間が助けを求めているので、神様、助けてください！

救っているのか壊しているのかわかりませんけど、とりあえず人は食っちゃダメですよ。

頑張れ、神様！

あれっ？　貴方までもが無念とは……。しかし神のおかげもあってか、日本としては他国に干渉するのはなかなか難しいってことを実感できたわけですが、実際のところ、アメリカはアメリカだけの力できっと事態を穏便に解決できるはずですよね。きっと。

トランプ氏が次期大統領になることは決まったため、これから4年間はトランプ氏の手腕がそのまま日本にも影響を与えることでしょう。なので、トランプ氏がどう考えて、何を行っていくのか、あらかじめ想像しておくべきなのかなと。

そうです。ボクらがトランプ氏になりきって、トランプ氏の思考を読むのです。そのためには、やっぱりトランプ氏のような生活をするべきだと思うんですよね。

う～ん、やっぱ無理かな。さすがに金持ちの生活をおいそれとマネすることはできません。せめてボクらができることは、想像することくらいですかね。

トランプになろうぜ！　ボクがトランプだ！　ボクこそがトランプだぜ！　ボクだってトランプだよ！　私が絶対トランプよ！

……自己暗示をかけることで、トランプになろうと思ったのですが、なかなかうまくいきません。でも、大丈夫。そんな時こそ、みんなに呼びかけることが大事。

これならみんな気軽にトランプになれるのでは……。トランプになったつもりで、防衛問題、経済問題、教育モラル問題、対日本問題、外交問題……一つ一つの項目について、思考をめぐらし、どうするべきか考えていきましょう。

最後に上がると不利になるけど、切り札を先に切ってしまうのもやはり不利になるし、ストレートに行くべきかペアで行くべきか考えておくことも重要だし、場に出た札を覚えておくと後で大きな札を出す時に相手に潰されなくていいし……意外と考えることがありますね。しかし、ここは！

トランプで大富豪と言ったら、やっぱ革命でしょ！

政治経験がないけど、実業家としての経験は豊富で、選挙戦を通して型破りなところを見せていたトランプ氏ですから、良くも悪くもこれまでとは違った状態に変化していくんじゃないですかね。できればいい方向に革命を起こしてほしいモノです。

アメリカのことはアメリカが解決し、日本が何かできるわけではないので、アメリカがどう変化してもそれに対応していくしかないでしょ。だから、アメリカでブームになるような大ヒットタイトルが日本で発売されても、プレイして面白くないと思ったら無理に付き合わないで別のゲームで遊んでもいいんですよ。まぁ、蛇足ですが。

いずれにしても、4年後の我々がこう言っていられたらいいですよね。

さて、次はどの積みゲーを討伐しようかな。

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テキスト：酒缶（Sakekan） 15,000本以上のゲームソフトを所有するゲームコレクターをしつつ、フリーの立場でゲーム業界内にこっそり生息中。関わったタイトルは『ダンジョンRPG　ピクダン2』、『謎解きメイズからの脱出』など。

ツイッターアカウント→酒缶（ゲームコレクター） @sakekangame