ラー油です! 毎週のようにNintendo Switchで配信されるダウンロード専用ソフトをチェックしているのですが、パズル的なゲームが多い傾向があるように感じますね。ガチガチの思考パズルからアクション要素の強いもの。シンプルなグラフィックのものから、可愛い女の子が登場するものまで様々。
中には一見すると普通のパズルゲームのように見えて、実際は運と忍耐力だけを頼りに、地獄の果てに挑まないといけないソフトもあったりして恐怖! まあ、そういうのも出てくるくらい、
このNintendo Switchというハードが盛り上がっているのだと前向きに考えましょう!
ちなみに「SIMPLEシリーズ」のパズルゲームと言えば、『SIMPLE2500シリーズ Portable!! Vol.11 THE パズルクエスト~アガリアの騎士~』ですね! パズルゲームとRPGを合成して爆発的な中毒性とボリュームを生み出した傑作。今遊んでもハマること間違いなしの1本です。
ほかにも『SIMPLE1500シリーズ Vol.48 THE パズル2』に『SIMPLE2000シリーズ Vol.4 THE ダブル麻雀パズル 』などなど。シリーズ全体で見るとパズルゲームの数は少ないのですがなかなかの粒揃いです。それだけに、ニンテンドー3DSやNintendo Switchでパズルゲームを出していないのが残念。これは明日にでも「SIMPLEシリーズ」の新作として、パズルゲームを100本ほど出して貰わないといけませんね! パズルラッシュで全人類の脳みそを破壊してやろう!
というわけで、今回はNintendo Switchで遊べるパズルゲームを3本紹介!
DLゲームコラム第6回→ヒーロー! 戦車! そしてガンマン! 今回は男の子の夢てんこ盛り!
DLゲームコラム第7回→感じろ熱き温故知新! 傑作リスペクトゲーム特集!
DLゲームコラム第8回→夏だ! ノベルゲームだ! 人狼、リア充、デスゲーム! 個性炸裂ケムコ特集!
まずは『そるだむ 開花宣言』! Nintendo Switchのロンチである3月3日に、シティコネクションから1500円で配信されたダウンロード専用タイトル。1992年にジャレコから発売されたアーケード用パズルゲーム『ソルダム』のリメイク作品で、今風に一新されたグラフィックに素敵なアレンジBGM。キャラを成長させる新要素などが特徴となっています。
『ソルダム』は家庭用機ではゲームボーイにしか移植されていない知る人ぞ知るタイトル。ファミコン版も予定されていたのですが発売中止になったとか。まさかNintendo Switchのロンチで復活するとは……。
ちなみに発売中のサントラではこのSwitch版、ゲームボーイ版、ファミコン版のBGMをすべて収録しています。
上から降ってくる色々とりどりの「そるだむの実」を消していく落ち物パズルゲーム。同じ色のそるだむの実を横一列に並べると消すことが出来ますが、オセロのように同じ色で違う色を挟むと色を変えることが可能。これはタテ、ヨコ、ナナメすべてに適応されます。
さらに「そるだむの実」を一度消すと、ステージの最下段に「クリアソルダム」が出現。簡単に言うと「ステージの床」が消した色と同じになるシステムで、これも連鎖に使えるため、うまく利用すれば大量の「そるだむの実」を一気に同じ色に変えて大量消しが狙えます!
横一列に揃ってしまわないように……。それでいてちゃんと後で消せるように頭を捻りながら「そるだむの実」をギリギリまで積み上げて、最後の最後に一気にドーン!と消す爽快さが格別の1本。BGMもイカす!
最初はかなり混乱しますが、オプションでガイド表示をONに出来るのでそれで慣れていきましょう。遊んでいると、自分の脳が徐々に「そるだむ」の消し方を掴んでいく感覚がたまらない。
プラミーという生物を連れて行く要素もあり、消した「そるだむの実」の種類によって様々な姿に進化していき図鑑に記録されていきます。特定のプラミーを図鑑に登録すればエンディングが見れるのでそれが最初の目標ですね。詰将棋的な全50ステージの「つめだむ」もあり、かなり遊べる1本です!
お次は『アケアカNEOGEO マジカルドロップ2』! ハムスターからNintendo Switch、PlayStation4、Xbox Oneで配信中のダウンロード専用タイトルで、価格はSwitch、PS4版が823円(税込)で、Xbox One版が842円(税込)。
往年のアーケードゲームの復刻を行う『アケアカNEOGEO』シリーズの1本で、元々はデータイーストから1996年に発売されたアーケード作品です。大ヒットして数々の続編が作られ、PlayStation、セガサターン、果てはワンダースワンやネオジオポケットにまで移植された『マジカルドロップ』シリーズの2作目!
タロットカードをモチーフにしたキュートなキャラクターたちが激突するパズルゲーム。画面上から押し寄せてくるドロップを掴んで投げる!同じ色のドロップを並べて消す! 非常に分かりやすいルールですが、ドロップが消えている間に別のドロップを消して連鎖を作れるのが特徴。
ドロップを消す! 消えてる間に別のドロップを消す! それが消えている間に別のドロップを消す!
この繰り返しで連鎖を伸ばしていくのが気持ち良くて脳汁が出まくり! パズルゲームですがアクション性が非常に高く、いかに素早い操作で後付け連鎖を続けられるかにかかっています。
特殊な効果があるドロップも存在しており、消すと同じ色のドロップをすべて消すスペシャル玉や、書かれた矢印の方向のドロップをすべて消す矢印玉、ドロップの間に入り込んで妨害する泡玉などなど。これらを上手く利用するのもコツ。
それにしてもワールドの露出度はすごい……。「謎の光」ならぬ「謎の布」で体を隠しているだけだ!
ストーリーモードではキャラを選んでCPUとの対戦となりますが、ひたすらモードではその名の通り、次々に湧いてくるドロップを消してハイスコアを目指す内容。
ドロップが湧く速度が恐ろしく早く難易度は高めです。ドロップを消している間はドロップが湧かなくなるため、とにかく消し続ける必要あり。ちょっとでも迷うとあっという間に押し込まれてゲームオーバーになってしまう! 深い海の底で息継ぎをしているような緊張感がたまらないモード。俺のイチオシはこちらです。
アーケード版の移植だけあって全体的に難易度が高いゲームですが、オプションで難易度などある程度はいじれるので頑張って挑んでもらいたい!
最後は『中毒パズル レベルス+』! 7月13日にflowからNintendo Switchで配信されたダウンロード専用ソフトで、価格は700円。自分から「中毒パズル」とはなんとも大胆不敵なネーミング。そういえば昔、パッケージに「オススメRPG」というシールを貼って発売したRPGがありましたね。
数字の書かれたパネルを動かしてまとめていくのが基本ルール。青パネルは動かせる味方。黄パネルは取ると点数になるお宝。そして赤パネルは動かせない邪魔な敵。
青と黄パネルは同じ数字同士で重ねることでレベルアップが可能で、例えば数字の1が書かれた青パネルを重ねればレベル2になります。青パネルは書かれた数字と同じ、あるいは数字が低い黄パネルと赤パネルを消すことができます。
つまり、青い味方パネルを重ねてガンガンレベルアップ! 黄色いお宝パネルも重ねてガンガンレベルアップ! 高レベルの青い味方パネルでお宝をごっそり回収して高得点! どんどん強くなっていく上に増えていく赤い敵パネルに注意しろ!
ってゲームですね。時間制限やアクション要素は無く、完全な思考系パズル。パネルを一つも動かせなくなったらゲーム終了です。
一度だけ使えるカミナリアイテムで邪魔な赤パネルをすべて黄パネルにチェンジ可能。黄パネルのレベルを一気に上げるチャンスなので、ギリギリまで使うのは我慢したいところ。
プレイしていると敵である赤パネルより、レベルの低い青い味方パネルが邪魔になってくる作り。効率よく育てないと、どんどん画面内を埋め尽くして動かせる場所が減ってしまいます。レベルの低い味方に足を引っ張られることのほうが怖いとか、なんとも生々しい……!