ラー油です! いよいよ今年もあと僅かですが、現在ついに発売された『地球防衛軍5』にドハマリ中。これまでなかなか改善されなかった部分にしっかり手が入りつつ、様々な部分がスケールアップ。初代の『SIMPLE2000シリーズ Vol.31 THE 地球防衛軍』からずっとシリーズを遊んできた自分も、これは最高傑作ではと唸る完成度です。忙しい年末にとんでもないソフトがやってきたもんだ!
年末にじっくり遊びたい1本目は『ブレイブダンジョン』!
INSIDE SYSTEMからニンテンドー3DSとNintendo Switchで配信されているタイトルで、3DS版は500円。Switch版は仲間キャラの増加や演出の強化に加えて、別の新作タイトルもカップリングした『ブレイブダンジョン+魔神少女COMBAT』というタイトルで864円となっています。基本のゲーム内容は同じなので持っているハードで選んでOK!
内容は6人(Switch版は8人)から3人を選んでパーティを組み、5つのダンジョンを自由に攻略していく2DのRPGです。3DSで好評を博した『魔神少女』シリーズのスピンオフ作品となっていますが、本作からプレイしても問題なし。
RPGとしてはかなりシンプルな作りでストーリーも薄いのですが、とにかく遊んでいてストレスを感じさせない作りを徹底してあり、ゲームテンポが非常に良好。ダンジョンを歩く! 敵を倒す! 強くなる! またダンジョンを歩く! という楽しさを堪能できる手触りになっています。
プレイヤーが好きなステータスを上げられる成長システムに、移動を快適にする便利アイテム、一度買えば自動で補充されう回復アイテムなどなど。快適さに振り切った作り。
戦闘は昔ながらのコマンド選択式ですが、ターン経過で溜まる「キャパシティ」を消費することで特技が使用可能。順番を後回しにしつつ「キャパシティ」を回復出来る「少し待つ」コマンドというものもあり、ボス戦ではこれが重要。ボスの行動パターンを考えて、順番を入れ替えながら特技を使うチャンスをうかがうのが熱い!
仲間も可愛い女子キャラ率100%という華やかさで、ハチャメチャが押し寄せてくる勢い。俺のオススメはケモ耳とスパッツが可愛く、ボス戦では高火力をたたき出すパペルネと、状態異常スキルがメインなのでボス戦で使い物にならなくなるけど黒タイツがエロいマリですね。3人ではなく2人や1人でも挑めるので、やり込み勢は挑戦してみるのもアリ。
過去の『魔神少女』シリーズの蓄積と新規ドットで描かれた敵キャラ達も実に見事な動きっぷり。
ちょっとしたザコ敵でもグリグリ動くし、ボス戦は大迫力です。
クリア後には強力なボスとの連戦に加えて裏ボスも存在する裏ダンジョンが登場。ここは1階から最深部まで一気に走り抜けないといけないため、回復アイテムの残量を意識しながらのヒリヒリした緊張感がたまりません。
2週目以降は最高難易度や隠しキャラの追加、引き継ぐ要素の細かい切り替えも可能。最高難易度に挑んでもいいし、逆に引継ぎしまくって最強状態でタイムアタックに挑んでもいい。ミニゲームやサウンドテストといったオマケ要素も満載。
低価格のDLソフトにここまで詰め込むか! という盛り沢山っぷりで、やり込もうと思えばいくらでもやり込める作り。まさにブレイブだぜ!
じっくり遊びたいソフト2本目は『BABOON!』!
フライハイワークスから600円で配信されているPlayStation Vita用タイトル。サルのウッキーを操作して、バナナアイランドの平和を取り戻すために戦う縦スクロールアクションです。
ステージ内のバナナを回収しながら上へ上へと進んでいき、ゴールラインに到達すればクリア。しかし主人公のウッキーは普通のジャンプが出来ないという、サルの風上にもおけない軟弱キャラ性能となっています。どうやって画面の上へ進むのかというと……なんと爆弾!
自分の近くに爆弾を置いて爆発させ、その反動で上へGO! 爆弾を置く場所とパワーを設定できるので、常にどう吹っ飛ぶかを計算して進んでいく作りになっています。ビリヤードのように角度を微調整して飛び、足場を乗り継ぎ、仕掛けを解き、ステージ内に点在するバナナを集めながらゴールを目指す! 最初は戸惑うこの独特な操作感覚が、遊べば遊ぶほどジワジワと面白くなってくる内容。
ボス戦もあるのですが、ここでも爆弾を直接攻撃に使うのではなく、やはり爆弾で自分を吹っ飛ばしてボスに体当たりするという回りくどい操作になっています。
「なぜ爆弾を直接当てない!? まさかこいつ、爆弾の使い過ぎで脳が……?」などと、我々のように爆弾を自分に当てたこともない爆弾童貞は考えてしまいがちですが、恐らくこれはウッキーの優しさなのでしょう。
「本当は戦いたくない、せめてお前の痛みを俺も感じてやる!」という想いを爆弾に込めているのです。
軟弱などと言ってすまなかったウッキー! お前こそ真の漢だ! だから少し休んだ方がいいぞ!
バナナアイランドには様々なキャラがいるのですがこんな可愛らしい女の子も。元々は海外のゲームなんですが、これだけ見るととてもそうとは思えないですね。ほかにも変なヤツラが満載。
とにかく角度調整が難しくて失敗しまくる難易度の高いゲームで、しかも死んだらステージの最初から。ここ数年多い「すぐ死ぬけどすぐ手前から復活出来るタイプの高難易度ゲーム」とは違います。それでもサルのように何度も何度も遊び続けてしまうのは、丁度いいステージの長さに、計算されつくされたギミック配置、進めると雰囲気がガラリと変わる背景、次々に登場する新爆弾などの見事な作り込みの賜物。
コンプリートを目指すと、あまりの難易度に耳にバナナを突き刺して自害したくなるくらい難しい1本ですが、オプションで吹っ飛ぶ方向を表示してくれるガイド機能という救済措置もありますし、
決して理不尽ではなく、遊ぶほどに上達が実感できる難易度が心地よい1本。クリア目指してじっくりとサルのようにハマってもらいたい。
最後は時間のない人でもサクッと遊べる『ゾンビゴールドラッシュ』!
アメージングから500円で配信されているNintendo Switch用のタイトルです。個人的にはこのメインビジュアルだけでもう「よっしゃ、500円払ったる!」となりますね。
本作はスマホからの移植作品で、武装車両でゾンビを倒しまくる固定画面の縦シューティング。使える車は「戦車」、「武装バイク」、「象」、「サイドカー」、「強襲型現金輸送車」、「ファイアートラック」などなど。名前を聞いただけで体温が上がりそうなイカしたマシン揃い。武装もミサイルやらマシンガンやら火炎放射器やら、レーザーや大砲やらとよりどりみどり!
自機の移動は出来ず、その場に留まったまま大量のゾンビを撃ってお金を稼ぎまくる内容。実際のゲーム画面はかなり地味に見えますが、ド派手な爆発と爽快すぎる効果音に、ゾンビを倒すたびに飛び散る金のエフェクトがまた下品で最高。ステージ内をたまに横断するUFOをすべて倒すと、さらに大量のゾンビが押し寄せるボーナスステージに突入。さらに大量の金が画面を乱舞し、まさにゾンビゴールドラッシュ!
大量のゾンビを撃つ! ゾンビが爆発する! 大量の金がばら撒かれる! 桶屋が儲かる! 俺も儲かる!
頭の悪い人に向けて頭の悪い人が作ったようなゲーム内容で、俺のように脳みそが腐っているような人間にはたまらない1本。「金、金、金! 騎士としてはずかしくないのか!」などと言われようがこればかりはしょうがない。
短いステージを何度もプレイしてマシンの購入と強化を繰り返していく作りで、スコアアタック要素はあるものの、ステージ数が少ないこともあって飽きが来るのは早いのですが、値段ぶんはきっちりスカッとさせてくれます。疲れをこれで吹っ飛ばそう!
というわけで「年末にじっくりorサクッと遊べるゲーム特集」でしたー。次のDLゲームコラム更新は来年になりそうなので、次は新年に相応しいゲームを見繕ってみますかね。
それでは、また来年お会いしましょう!