【THE 登山RPG】ボスが山頂! 頼れる仲間は宇宙人から神話の神々まで!? すべての山を踏破せよ!【『SIMPLE』シリーズに魂を売った男・ラー油の挑戦 vol.13】
ラー油です! 少し前に実写映画の「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を見に行きました。これがなかなか気合の入った実写化で、スタンドバトル、特にバッドカンパニーの迫力や、安っぽくなっていない画作りなど見ごたえ十分な作品に仕上がっていました。実写版オリジナル要素もいい味出していて早くも第二章が楽しみ。このクオリティの実写で岸辺露伴がマンガを描くシーンが見たい!
実は「SIMPLEシリーズ」から生まれた『お姉チャンバラ』シリーズも実写化されていて、なんと『お姉チャンバラ THE MOVIE』と『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX』の2本が存在。低予算のVシネに近いのですが、完成時に一部劇場で上映されたこともあります。当時見に行きました。

ストーリーやその他諸々は置いておいてアクション部分はかなり頑張っていて、特に一作目終盤の大量のゾンビ相手の乱戦は「これぞ実写版のお姉チャンバラだ!」と感動出来るレベルでしたよ!

ゲームやアニメの実写化には賛否両論ありますが、コンテンツ自体が盛り上がっている証拠でもあるので「SIMPLEシリーズ」の実写化は結構見たかったり。

個人的には3DSの2画面をぶち抜くラーメンやぶっ飛んだキャラのインパクトが抜群だった、 『@SIMPLE DL シリーズ Vol.33 THE 熱血!炎のラーメン屋』や、車を強奪して警察を蹴散らしながら4時間以内に名古屋~東京間の踏破を目指す『SIMPLE2000シリーズ Vol.68 THE 逃走ハイウェイ ~名古屋-東京~ 』の実写化が見たいですね。そのためにももっと「SIMPLEシリーズ」の盛り上がりが必要! まずは新作を月に500本出すところから初めて貰いたい!

第10回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Vol.16 THE スナイパー2 ~悪夢の銃弾~』
第11回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Ultimate Vol.6 ラブ★アッパー!』
第12回目のコラムはコチラ→『SIMPLE1500シリーズ Vol.58 THE すもう』

何故俺が「SIMPLEシリーズ」をここまで応援するのか。それはそこに「SIMPLEシリーズ」があるからさ……というわけで今回取り上げるのはこちら!
01
SIMPLE1500シリーズ Vol.92 THE 登山RPG~銀嶺の覇者~

2002年に初代PSで発売された作品。価格は驚異の1500円です! 残念ながら復刻はされていないので、我々がこの伝説を語り継いでいかねば……。

当時放送していたクリーターを発掘するという内容のテレビ番組で、「SIMPLEシリーズ」のアイデアを募集するという企画があり、そこから生まれた1本でもあります。開発は数々の名作アドベンチャーゲームなど、名作「SIMPLEシリーズ」を送り出しているヒューネックス。

単純に「登山」をゲーム化した作品なら割とあったりするんですが、そこに「RPG」という味付けを加えたのが本作最大の特徴! 登山家でパーティを編成し、モンスターのように襲い掛かる山のトラブルと戦い、キャラをレベルアップさせながら山頂を目指すという、独特過ぎるノリになっています。

ゲームをスタートすると「世界登山家協会」なる組織からメッセージが。
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君は知っているだろうか…。
未だ誰も制覇したことのない山が存在していることを…。
各国の有名登山家をことごとく蹴散らしたその山は、いまや魔物と呼ばれ恐れられている。
新たな挑戦者ももはや現れようとしない。

現存する登山家で、この状況を打破できるのは、もう君しかいない。
世界登山家協会より依頼する。
危険な山を征服し、世界中の登山家の名誉を取り戻してほしい。

補助隊員が必要であれば、世界登山家協会に加入している者を使用してかまわない。
ただし、こちらで用意した資金でまかなってくれ。

君の活躍を期待している。

~以上~
世界登山家協会より
かなりフワフワした状況説明ですね……! 有名登山家をことごとく蹴散らして魔物と呼ばれ恐れられている山とは一体。ここから6つの山に挑んでいきます。となれば今回のチャレンジはもちろんこれ。

すべての山を踏破せよ!

ノーコンティニューですべての山を登り切ってやるぜ!
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とはいえゲーム開始時ではレベル1。まずは初心者向けの山から攻めていきましょう。ふむふむ、標高3776メートルの山で名前はFujiね。……富士山じゃねーか! どこが初心者向けか!
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ゲームはシミュレーションRPGに近い構成で、まずパーティ編成から。4つの職業に分類された100人の登山家から4人を選択します。登山家の名前が「チョウヒ」、「リュウビ」に「ヨハネ」、「マリア」、「ルシファー」。かと思うと「スサノオ」や「アマテラス」がいたりでなんというか…えーと。和洋折衷、そう和洋折衷ですね! 「アイルトン」や「イチロー」とかもいます!

このメンバーがみんな世界登山家協会に加入してる設定なのがヤバい。一体どういう組織なんだ世界登山家協会……。何と戦うつもりなんだこのメンツで!

100人いる登山家はすべて同じステータスなので職業と名前の好みだけで選んでOK。攻撃力の高いアタッカー、移動速度が速くなるクライマー、休憩地点であるテントを張れるシェルパ、回復能力を持ったナースとあるので、とりあえず1つずつ選んだパーティが2つあれば全クリ可能です。

とりあえず「グレイ」という宇宙的な名前のキャラがいたので、これをメインに使います。
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山頂に向かってパーティを動かしていきます。移動させたい場所を指定すれば自動で移動していきますが、移動中にウロウロしている敵シンボルにぶつかると戦闘開始!
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高山病が襲い掛かってきた! どことなく伝説のオウガバトル感のある斜め視点のバトルで、プレイヤーが出来ることは攻撃したい敵の指定と、所持金を消費してのアイテム使用のみ。攻撃や回復などは登山家が自動で行い、ランダムで強力な必殺技も繰り出すので彼らを信じて見守りましょう。

いけー! チョウヒ! 高山病をぶちのめせ! 高山病のはらわたを引きずり出してやれ!
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この他にも「崩落」、「雪崩」、「クレバス」、「濃霧」など、モンスター化した山のトラブルが次々に登場! 「山が魔物と呼ばれ恐れられている」のではなく、物理的に魔物化してんじゃねーか!
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山頂に近づくと中ボスとして守り神との戦闘も始まります。何故山登りに来て黒パンツのゴーレムと殴り合いをしなければならないんだ!? そもそも守り神を倒してしまっていいのか……。どう考えてもカオスフレームが下がりまくること間違いなしのバトル。僕にこの手を汚せというのか。
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単に山頂へ進めばいいというわけではなく、敵シンボルの少ないルートを探して、そこを進むようにしないと連続バトルをする羽目になったりします。パーティにはHPとは別にスピリットゲージという概念があり、移動や戦闘などの時間経過で減少。これがゼロになると強制敗北で最寄りのテントかスタート地点に戻されます。

パーティにシェルパがいれば張れるこのテントは最重要要素で、テントを張れば体力もスピリットゲージも回復可能。さらに、スピリットゲージが無くなって敗北した時や、戦闘から逃走した時に最寄りのテントに戻れるため、パーティを複数作って片方は進軍、片方はテントで交互に進めていくのが基本です。

HPがゼロになってしまうとスタート地点に戻されてしまうため、危なくなったらとにかく撤退でテントに戻るのが大事!

登山ルートの思案、確実なテント設営、撤退の判断の重要さ……と、意外と山登りをちゃんとシステムに落とし込んでいるのが分かる作りになってますね。
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頑張って山頂に到達すると「山頂」がボスとして登場! ここは富士山なので名前も「フジ」! やっぱおかしいぞこのゲーム! ボスへのダメージは戦闘終了してもリセットされないため、撤退を繰り返してテントに戻りつつ確実にダメージを与えるのがコツです。「チェインライトニング」なる雷攻撃をしてくる強敵! もうむちゃくちゃ!

ええい! 「ルシファー」やら「アマテラス」やらが仲間にいるんならこっちもビームくらい出せや!
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いやまあ、このゲームは普通に必殺技でビームくらいは出すんですけども……。こちらは「ダブルハーケン」という、登山道具のハーケンを投げまくる、登山において後先考えないにもほどがある攻撃技!
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アイテムを使えばヘリコプターが援護攻撃をしてくれますが、資金を使い過ぎるとクリア評価が下がるので序盤は使い辛いですね。
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富士山頂を破壊してステージクリア!
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富士山の次はアンデス山脈へ。「凍った死体」が敵として襲い掛かってくるという恐ろしい場所です。ゾンビゲーじゃねーか! 本作はもしかして「SIMPLEシリーズ」初のゾンビゲーだった……?
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アンデス山脈、そしてロッキー山脈へ進んでいくと敵シンボルが増加! 敵シンボルと敵シンボルの間を縫うように進んでいきます。
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敵は増えていくし、相変わらずボスは召喚魔法みたいなの使ってくるしで過酷! イモトーーー早く来てくれーーーー!
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「山仙人」なる謎の怪人も敵として登場する。世界観が分からないぞ! いや、よく考えたら最初からよく分からなかった。
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アトラス、アルプスと攻略し、最終ステージはエベレスト! 初代『ロマンシングサ・ガ』並みの物量で襲い掛かる敵シンボルがあまりにも過酷。ルートを上手く選んでも敵との連戦を避けるのが難しいバランス。

しかしこれも登山の厳しさをリアルに再現したと思えば……。
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敵が「雪女」とか、ヴァンパイアみたいな恰好の「雪男」なのでリアルも何もないんですけど。
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「グレイ」、「リュウビ」、「アマテラス」、「マリア」という時代と宇宙を超えた最強パーティでラスボス戦へ!

最終ステージでは所持金が多いので、回復アイテムである信号弾での救援要請を使いまくりましょう。金に物を言わせてエベレスト山頂を破壊するんだ!

エベレストを制覇し、すべての山をAかSランクでクリアしていればエンディングへ。エンディングではすべての山頂を破壊したプレイヤーへ感謝の言葉が。
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君の活躍により平和な山が増え、これからの登山がより一層発展していくことだろう。
世界登山家協会より君に感謝する。
「 ありがとう 」
だが、この世界にはまだ未踏峰の山が沢山あり、
そこには常に魔物が潜んでいることをわすれないでほしい。
いつも油断せず、さらに新たな登山に挑戦し、われわれ登山家全員の目標となるべく、
これからも頑張ってほしい。
今後の君の活躍に期待している。

~以上~
世界登山家協会より

結局あの魔物やUMAの群れは何だったのか。「君は知っているだろうか…。まだ誰も制覇したことのない山が存在していることを…。」というオープニングだったのに、富士山からエベレストまで有名な山しかなかったのは何だったのか。

多くの謎を残したまま『SIMPLE1500シリーズ Vol.92 THE 登山RPG~銀嶺の覇者~』完全クリア!
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登山をシミュレーションRPG化するという発想と、シンプルながら上手く落とし込んでいるシステムはなかなか面白い内容でした。しかしイベントもなくマップも単純でキャラの個性もなく、実際プレイすると同じことの繰り返しで、延々とオート戦闘を見続けるだけになってしまうのが惜しいところ。こういうシミュレーションゲームはまだまだ定番ジャンルなので、今からでもパワーアップした続編を出してもらいたいですね。

というわけで今回は以上! 「SIMPLE1500」のタイトルが2回連続で続いたので、次回はまた「SIMPLE2000」に挑戦したいと思います。


テキスト:ラー油(daikai6) 死力を尽くして『SIMPLE』シリーズを応援するブログを運営し実況もするゲームブロガー。『SIMPLE』シリーズだけでなく低価格でイカしたゲーム全般を追跡中。ニンテンドースイッチで『SIMPLE』シリーズが出るのか気になる今日この頃。

ラー油 運営ブログ 『絶対SIMPLE主義』
ツイッターアカウント→ラー油@daikai6

第1回目のコラムはコチラ→『SIMPLE1500シリーズ Vol.56 THE スナイパー』
第2回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Vol.110 THE逃亡プリズナー』
第3回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Ultimate Vol.15 ラブ★ピンポン!』
第4回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Vol.35 THE ヘリコプター』
第5回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Vol.107 THE 炎の格闘番長』
第6回目のコラムはコチラ→『SIMPLE1500シリーズ Vol.77 THE 水泳』
第7回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Vol.64 THE スプラッターアクション』
第8回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Ultimate Vol.30 降臨!族車ゴッド ~仏恥義理★愛羅武勇~』
第9回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Vol.95 THE ゾンビV.S.救急車』
第10回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Vol.16 THE スナイパー2 ~悪夢の銃弾~』
第11回目のコラムはコチラ→『SIMPLE2000シリーズ Ultimate Vol.6 ラブ★アッパー!』
第12回目のコラムはコチラ→『SIMPLE1500シリーズ Vol.58 THE すもう』
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